腰痛治療は何がいい?安静・薬・物理療法・運動・注射・手術について|亀有の整骨院、マッサージ

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腰痛治療は何がいい?安静・薬・物理療法・運動・注射・手術について

2019.06.12

『腰が痛いので、腰痛の治療をしたいけれど何が効果的なのかを知りたい』
『その有効的な腰痛治療を受けるには何処に行ったら受けられるのか?』

そんな疑問を持っているあなたに向けて記事を書きました。

腰痛治療は何がいいの?

日本国民生活基礎調査によると日本人の男性第1位、女性2位となるくらいとても多くを占めている腰痛ですが、治療法は沢山あって迷ってしまう人が多いのではないでしょうか?
当院にも腰痛の方が多く診られますが、ここでは日本整形外科学会/日本腰痛学会監修「腰痛診療ガイドライン」を参考に説明させていただきます。

腰痛治療は安静がいいの?

もともと、腰痛に対して『安静』を支持することが多かったのですが現在は安静にしたからといって有効な方法とは言えないことがわかってきました。

急性腰痛(発症から4週未満)と慢性腰痛(悪化してから4週未満)のもので

  • 神経症状の無い原因が分からない腰痛
  • 坐骨神経痛を伴う腰痛

に分類したところ、ベッド上で安静にした場合と活動維持を比べた場合に活動維持の方が質が高いとされています。

また、職業関連による腰痛に対してはこのようになっています。
①急性腰痛(ぎっくり腰)などの痛みがあっても、無理のない範囲で活動性を維持することは、より早い痛みの改善に繋がり休業期間の短縮と再発減少

②休業する期間が長ければ長いほど、職場に復帰する期間が長くなる

という報告もなされています。

腰痛治療で薬物療法は効果的?

薬物療法は腰痛に対して有用であることもわかっています。その中でも急性腰痛と慢性腰痛に対して推奨されているものは

  • NSIDS(COX-2阻害薬含)
  • アセトアミノフェン

の2つです。

NSIDS(COX-2阻害薬含)

一般的な消炎鎮痛剤(非ステロイド系抗炎症薬)の事です。痛みを鈍くすること以外には熱を下げて腫れを減らす役割を持ちます。

アセトアミノフェン

解熱鎮痛剤の事で主に発熱、寒気などの症状改善に用いられることがあります。また、過剰服用に陥る事例も少なくありません。

その他筋弛緩薬は、急性腰痛に対しては有効であることがわかっていますが、その分高確率で副作用が見られることが報告されているので使用には注意が必要です。

腰痛治療の物理療法や装具は?

多くの整骨院や整形外科では物理療法や装具を用いた治療が行なわれていますが、『寒冷療法』『電気治療』『牽引療法』は有効であるという報告が少ないのが現状です。特に急性や慢性の場合でも変わってくるのですが、主に推奨されている方法は以下の2つです。

  • 温熱療法
  • 腰椎コルセット
温熱療法

慢性腰痛に対しての有効性は低いものの、急性腰痛(発症から1ヶ月未満)と亜急性腰痛(発症4週~3ヶ月以内)の場合は、短期的に有効とされています。

腰椎コルセット

コルセットは痛みの改善には低い評価ですが、機能を改善させる手段として有効である可能性が高い装具となっています。

腰痛治療に運動はどうなの?

運動療法の場合、急性腰痛(発症から4週未満)と亜急性腰痛(発症4週~3ヶ月以内)の場合は、効果がない・または限定的に効果があるとされています。

また、3ヶ月以上続く慢性腰痛に対する有効性は高い評価がされています。この運動とは

  • 活動性維持・・・ぎっくり腰などの場合に無理のない範囲で行なうもの
  • ストレッチ・・・柔軟性の強化
  • 筋力トレーニング・・・筋力の強化
  • ウォーキングやサイクリング
  • プール内でのリハビリ
  • 腰痛体操

などが含まれます。

このように運動は様々ですが、運動の種類・運動量・頻度や期間については効果の差ははっきりとしていません。

腰痛治療にブロック注射は?

腰痛治療に対しては短期的・長期的な痛みの軽減に有効とされています。また、神経根症状の腰痛に対しては以下の2つのブロック注射が有効と報告されています。

仙骨硬膜外ステロイド注射

短期的に痛みを軽減させるために高い科学的根拠があり、長期的には中程度の科学的根拠があるとされています。

経椎弓間腰椎硬膜外注射(神経ブロック)

短期的・長期的に中程度の科学的根拠があるとされています。

腰痛治療に手術は?

手術が必要な腰痛なのかを見極めるためには適切な診断が必要となります。重度の腰痛を抱える患者さんに対して『脊椎固定術』を行うことで痛みの軽減や機能障害を減少させる可能性があると報告されていますが、集中的リハビリテーションとの差が明確ではないとも言われています。

さらに費用対効果も集中的リハビリテーションの方が優れているとも書かれています。

腰痛治療を病院以外で行なう方法は?

病院以外の腰痛治療となると『整体(カイロプラクティック)』『マッサージ』『鍼治療』が一般的ですが、腰痛診療ガイドラインによるとどれも否定的な表現ばかりです。これは、海外の臨床実験による結果がかかれているので、全てが効果が無いという訳ではありません。

ある海外の研究文献によると、マッサージ療法を85人および76人に実施したところ24週で75%の方が臨床的改善がされたという結果が出ています。

参考文献『現実世界のマッサージ療法は慢性腰痛のプライマリケア患者に有意な有効性信号を生み出す反復測定コホート研究の結果』より

鍼治療に関しては、45人の慢性腰痛患者を募集して4・7・10回の鍼治療を受けるグループに分けて試験したところ、参加者の90%以上が「非常に満足」という回答をしています。

参考文献『慢性腰痛に対する鍼治療セッション数を比較する無作為化対照実現可能性試験』より

整体に関しては日本ではカイロプラクティックは民間療法となりますが、米国では医師と同じ権威があります。主にカイロプテクティックを受ける場合は、アメリカでD.C.と呼ばれる資格を取得している先生や、その先生から教わった先生が居る治療院が安全ではないかと考えられます。

まとめ

腰痛治療は沢山ありますが、一番大事な部分は治療法ではなく診断や身体を評価することが重要となってきます。この部分を見落としてはいくら高い評価をされている治療法を試したとしても、腰痛が改善することが難しくなってきます。そうならない為には、レントゲンやMRIの画像検査を行うことや筋肉や関節の検査が必要となります。

当院の腰痛治療法

当院では、現在の身体の状況がどうなのか?どんな症状があってどのような悩みがあるのかを細かくお聞きして問診・カウンセリングをさせていただきます。その問診・カウンセリングによる情報から必要な検査を行って筋肉や関節の異常を突き止めます。

その検査によって明らかとなった部分に対して整体・カイロプラクティック・鍼治療・テーピング・筋膜リリース・ストレッチなどを用いて、あなたに見合った治療方法をご提案させていただき治療を勧めていきます。

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