骨盤が歪むのは悪いこと?日常から関わる3つの要因について解説
2020.04.09

骨盤の歪みというのは、その方の生活習慣や身体の癖などで起こり、個人差があると言われていますが、実は現代社会人の身体は皆さんが同じような歪み方をしているという説もあるみたいです
肩こりや腰痛を起こしやすい原因としても、上記の身体の歪みが原因となる場合も多くあり、日々の生活の中でどんな運動をしているかと言う事と密接に関係しています。
今日は、骨盤の歪み方について生活習慣と当てはめながらブログを書いていきます。
骨盤はどのようにして歪んで行ってしまうのか?
整骨院や整体院に行くと、多くの場合「骨盤が歪んでいる」と言われたりすることもありますが、実際どのような経過をたどって骨盤は歪んでしまっているのか?日常にも関係してくる要因で起こることもあるので、3つご紹介します。
現代社会は身体の右半身を使うように成り立っている。
皆さんも町中を行動する際に、言われてみると気付くかもしれませんが、駅の改札やドアノブの位置、パソコンのマウス位置などほとんどの動作で右手を使うよう強要されていますね
海外でも同じような造りをしているものが多く、現代人は無意識のうちに右半身を多く使うような習慣となってしまっているのです
「自分は生まれてからずっと左利きだ!」「右手だけじゃなく左手も使えるから両利きだ!」といった方も多くいると思いますが、上記の右半身を使わせる習慣がどうしても染みついてしまっている為、左利きや両利きの方でも同じように骨盤が歪んでしまっていると考えられています
学校での生活習慣や職業による姿勢が骨盤を歪めてしまう。
普段の学校生活で背中が丸まっていたり、デスクワークで座っている体勢が崩れていたりすると結果的に骨盤が歪んでしまう事となります(T_T)
- ・立っている際に片足重心になっていませんか?
- ・座っている時に足を組んでいませんか?
- ・女性座りをして内股になっていませんか?
上の3点に身に覚えのある方は、悪い姿勢によって骨盤が歪んでいる可能性があります
それぞれ骨盤が前後・左右に傾くような体制となってしまい、上半身を支える背骨を安定させることが出来ずに”側弯”(そくわん)の原因にもなってしまいますので、可能な限り控えるか、両足にしっかり重心が乗るようにしましょう
左足重心になっている可能性がある
先ほどの右半身を酷使していることによる歪みは骨盤にも影響を及ぼしており、左右によって歪み方が異なっている場合があります。
具体的にどういう事かと言うと、右半身を使う習慣が続くと右の肋骨部が後ろに盛り上がって、肩甲骨を前方に移動する事で右手が使いやすいように歪んでいきます。
それが原因となって右半身を支えるように左の骨盤が前方に傾く事で左足に重心を掛けるのがラクになってしまうのです
個人差はあるかもしれませんが、皆さんは長時間立っていると無意識に左足に重心を掛けて立っていませんか?
もしも、当てはまる場合は身体が歪むような姿勢を普段から取ってしまっている可能性があります。
骨盤が歪むことは悪いことなのか?
多くの整骨院や整体院で『骨盤が歪んでいます』『骨盤が歪んでいることで症状が出ています』と説明を受けた経験がある人も多いのではないでしょうか?そもそも、骨盤が歪むというのは、言い方やイメージが良くありません。
人間の身体は左右対称に見えていても、実は違います。内臓の位置や指の形、顔など、均等ではないにも関わらず、何かの要因が無いと病気になってしまうこともないですよね?
骨盤の歪みも同じで、歪んでいるから悪いという訳ではありません。骨盤が歪むことで、動かさないといけない所が動かなくなることによって、痛みやしびれなどの症状を引き起こしていきます。
骨盤の歪みがあったとしても、充分に動かすことが出来たら、問題は起こらないのです。
まとめ
人間は二足歩行で生活をする動物ですので、姿勢が特に大事な要素です。
骨盤だけでなく、ストレートネックや猫背などの歪みが肩凝りや腰痛、更にはケガのしやすさにも影響を及ぼしてきますので、いかに日頃の姿勢維持が大切か伝わると幸いです。特に止まっている姿勢よりも、動いている時の姿勢作りが重要です。
外出が自粛される現状では、どうしても正しい姿勢が崩れてしまいがちですが、ご自身のお身体の為にも健康を意識し日々過ごせると良いですね。