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なぜか右肩甲骨が痛い!考えられる3つの原因と対処法
日常生活を送っていて肩甲骨が痛い!!特に右側の肩甲骨に痛みを覚えることがある。
そんな症状を抱えている人はいませんか?肩凝りとも似たような違和感があったり、背中が張って身体が重い、疲れが取れないなんて症状を訴える人も多いかもしれませんね。
肩甲骨の左ではなく右に痛みが出る人というのは意外と多く、そんな人達にはある共通点があります。「もしかしたら自分もそうなんじゃないか!?」と当てはまる場合もあるので、ぜひ自分の体と照らし合わせながら参考にしてみてください。
どうして肩甲骨が痛くなる?
肩甲骨は体の後ろ側にあり、前側の鎖骨と外側の肩関節によって繋がっています。筋肉自体は首や肩、背中など割と広範囲に付着していて、上半身の動きを行うのに非常に大事な役割を持っています。
つまり、日頃から首や肩、背中に何かしらの問題を抱えていると肩甲骨に痛みが起こりやすくなってしまうんです。特に問題として考えられるのが、大きく分けて首(ストレートネック)、肩(内巻き肩、四十肩、五十肩)、背中(猫背)の3つに分けられます。
首(ストレートネック)
肩甲骨の痛みとして考えられる一つとして首のストレートネックがあります。ストレートネックというのは簡単に説明すると首の骨がまっすぐになっている状態です。元々、人間の首の骨は7つあって一つ一つが乗っかるように段になっています。首の骨を横から見ると前方にカーブをしているのですが、このカーブが無くなった状態をストレートネックと言っています。
ストレートネックの何が悪いのかと言うと、カーブが無くなることで頭の重さを支えづらくなってしまい、首の筋肉に負担を与えてしまうという事です。当然、首の筋肉は肩甲骨とも繋がっているので首だけでなく肩甲骨にまで影響を与えてしまいます。
肩(内巻き肩、四十肩、五十肩)
次に考えられる原因として肩が挙げられます。肩関節は肩甲骨と最も関係が深いと言える箇所で、上腕部(いわゆる二の腕)の筋肉のほとんどは肩甲骨から始まります。背中の筋肉とも関係していて、デスクワークなど体が丸まる姿勢が続くと肩甲骨が体の前方に移動してくる内巻き肩になります。内巻き肩は体が丸まると同時に肩関節が内に丸まる、つまり肩幅を狭めた体勢になってしまいます。肩関節には肩甲骨から始まる筋肉が多いので、それらの筋肉が引っ張られて緊張し、痛みを起こす原因として考えられています。
そして四十肩、五十肩は肩関節周囲炎と言われ、40代~50代の男女に多い肩関節周辺の疾患です。いまだに起きてしまう原因は詳しく分かっていませんが、有力な説として年齢による組織の退行変性と言われています。年齢を重ねると人間の組織は柔軟性が落ちていき、筋肉や関節が固くなっていってしまいます。その影響は肩甲骨にまで及び、痛みを起こしてしまうんです!
背中(猫背)
そして最後に猫背になります。猫背は、胸椎と呼ばれる12個の骨があり、本来は後ろにカーブを描いているのですが、そのカーブが余計に強くなることで体を丸めてしまっている状態を指します。体が丸まった状態が続くと、姿勢を支える背面の筋肉が緊張して頭痛、首肩凝り、腰痛などのあらゆる症状を起こしてしまいます。
特に右の肩甲骨に痛みが出るという方は、体が丸まり気味で右腕を多く使う人に現れやすいです。現代人のほとんどが右利きと言われ、ドアノブの開閉や駅の改札など左利きの人でも体の右側を使わせられる機会が多いんです。左手をあまり使わない環境だと、右腕を使いやすいように体が歪み、肩甲骨も右巻き肩が強くなります。右の肩甲骨に痛みが出るのは正にこのような身体の歪みが強制されて起きているもので、どんな人でも起こりやすい環境と言えるのです!
まとめ
肩甲骨は首や肩、背中の広範囲に筋肉が付く非常に重要な箇所です。日頃の生活の中で首が体より前に出ている、背中が丸まっている、肩が内に巻いているなどの悪い癖が付いてしまっているようだと、肩甲骨に痛みが現れやすいです。
特に現代の日本では生活の中で体の右側を使う環境が普通になってしまっているため、特に右の肩甲骨に痛みが出やすいと言えます。これらの事から、原因として起こっていると考えられるストレートネックや猫背、内巻き肩などの体の歪みを少しでも解消させることが右の肩甲骨の痛みを和らげる手段となりますね。