変形性膝関節症でスクワットは効果的?膝が痛い時の注意点と方法解説
2022.04.28
「変形性膝関節症でスクワットはしない方がいい!と言われたけれど、何故ダメなのかを調べている」
「もしスクワットが出来るなら、注意点なども教えて欲しい」
このようなお悩みを抱えた膝痛のあなたに向けて記事を書きました。
変形性膝関節症でスクワットはしない方がいい?
変形性膝関節症になると、運動することも辛くなってくる場合があります。しかし、「太ももの筋肉を鍛える」ということを整形外科の先生や治療院の先生からアドバイスを受けている、または受けた経験がある人は多いのではないでしょうか?
膝痛を抱えた方が、まず代表的な運動としたら、ストレッチやスクワットが思い浮かぶのではないでしょうか?
変形性膝関節症にストレッチは効果的?注意点と方法について解説
そこで、今回は変形性膝関節症では、何故スクワットに注意しなければならないのか?また、スクワットをしてもいい場合と注意点についてまとめましたので、是非最後までご覧にただ蹴ればと思います。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症は、高齢になるほど罹患率は高くなってきます。男性よりも女性に患う割合が多く、「膝に水が溜まる」「膝の曲げ伸ばしができない」「動き出しの膝の痛み」など様々な場面で膝の痛みが出る症状になります。
関節が変形を起こすと、正常な働きが出来ない可能性が高いので、運動をすることも困難な状態になっていることも考えられます。
特に膝に関しては、曲げ伸ばしが主な動きになってくるので、この動きが痛くて出来ないという場合はスクワットをすることも困難です。
変形性膝関節症で膝が痛い時にスクワットはいいのか?
結論から言いますが、タイミングによってはスクワットをしても大丈夫です。変形性膝関節症の場合は、「膝を動かすこと」で関節を覆っている関節包を刺激して、関節内の栄養素となる滑液を送り酸素、つまり血液を運んでいます。
スクワットをする場合は、必ず膝に体重が乗るようになってきます。ですから、普段歩いたり、立ち上がったりする時に膝痛が出ている場合も同じ状況となります。
スクワットをするタイミングは、「痛みが無くなってきてから」または「動かすと楽になる場合」がベストです。痛みが出る場合は、血管が収縮して血流が悪くなる為、動かすことで血流が改善して痛みが出なくなることが多いです。
また、日常から膝が痛いという場合は、動かす場合に体重をかけないような膝の運動(仰向けで自転車漕ぎ)のような運動を行って膝周りの運動を取り入れるといいでしょう。
リハビリで良くあるスクワットは?
スクワットをする場合は、鍛えたい場所によって方法も異なっていきます。肩幅に足を開いてつま先より前に膝が倒れる場合は、大腿四頭筋という太もも前の部分を鍛えることが出来ますし、反対にお尻を落とすようなスクワットであれば、大殿筋というお尻の筋肉を鍛えることが出来ます。
また、太ももの前を鍛えようとすると膝への負担が強くなることが分かっているので、行う場合は十分注意するようにしましょう。
変形性膝関節症でスクワットする時の注意点
膝の動きは、曲げ伸ばしが主な運動ですが、その負担を和らげてくれるのが股間節と足首です。この膝の周りにある関節が充分な柔軟性が欠如している場合は、スクワットに限らず日常でも膝への負担が強くなっている可能性があります。
多くの方が、スクワットをして膝の痛みを解消させようとしていますが、痛みを取り除く方法としては不十分であり、筋肉をいくらつけても痛みが緩和されるわけではありません。
ポイントは血流を良くする行動を取ることです。マッサージでもいいですし、ストレッチでもいいです。まずは膝周りの血流を良くする。股関節と足首の柔軟性UPを狙っていきましょう。
まとめ
変形性膝関節症をスクワットで解消していくというよりは、動かさなかった場合の補強の運動というイメージで良いと思います。まずは血流を良くして、関節の柔軟性をUPさせていきましょう。スクワットに拘らず、まずは痛みを取り除くような行動を取るようにしてみてください。
もし、あなたが今現在、変形性膝関節症でお悩みの場合は、一度ご相談ください。