【妊娠後期・産後ママ必見】腹直筋離開の症状と治療法について解説
2022.04.30
「産後からお腹に力が入らなくて、違和感が残っている」
「腹筋運動をすると、お腹の真ん中が縦に盛り上がってくる」
「腹直筋離開と言われたけれど、どうやったら解消できるのかを探している」
このブログは妊娠後期から産後ママで腹直筋離開で悩んでいる方に向けて記事を書きました。
腹直筋離開とは
俗に言う腹筋という筋肉は正式に言うと「腹直筋」と呼ばれるものになります。この筋肉は中心部分が”白線”と呼ばれる繊維が身体の中心部分で繋がっているのが正常な状態です。
しかし、腹直筋離開の場合は、この白線部分が横に伸びてしまったり、お腹が割れたような状態のことを指します。
多くの方は妊娠後期から産後数ヶ月にかけて、または帝王切開にて見られることが多いですが、稀に妊娠したことのない方や産後数年経過している人にも見られることがあるとされています。
特に産後のママは半年経過しても、30~40%がこの腹直筋離開の状態になっているとされています。複数回出産を経験された方や難産の場合は、ほぼ確実に腹直筋離開が考えられるとも言われています。
どうして腹直筋離開が起こるのか?
諸説ありますが、その1つは筋力低下や妊娠中から産後にかけての女性ホルモンの影響によって筋肉や靭帯などが緩んでくることによって起こると考えられています。
この白線部分は恥骨結合という部分と繋がっているので、妊娠中から産後にかけて出産の準備をする時、または出産時・出産後に骨盤が緩むことで同時に腹直筋が開くとも言われています。
腹直筋離開の症状
- 腹筋をしようとしても、お臍の上下に力が入らない
- 腹筋運動が出来なくなった
- 腹筋運動をすると、お腹の真ん中が縦に盛り上がってしまう
- 横向きや四つん這いになると、お腹が垂れてしまう
- 産後からの尿漏れが解消されてない
- 腰痛や肩こりなどの痛みやしびれ など
妊娠中から腹直筋が伸ばされた状態となるので、どの症状も産後に起こりやすくなります。
また、腹直筋離開が起こっていれば、通常の産後ママよりも内臓部分が骨盤で支えられない状態となるので、「バランスを保つことが不安定になる」「腰痛や肩こりを感じる」「ポッコリお腹」という症状の原因にも繋がります。
一般的な腹直筋離開の治し方
多くの場合は保存治療が行われます。諸外国のクリニックでは、妊娠中から産後にかけて腹直筋離開が起きていないかを検査します。そして、腹直筋離開が起こっていれば、適切な治療や指導が行われますが、日本ではまだまだ腹直筋離開に対する理解度が低いのが現状です。
また、電気治療(EMS)、筋トレなどは筋肉に対しては効果的ですが、痛みなどを抱えている場合は、悪化させる要因にもなります。
直接腹直筋離開の状態を見るエコー診断(超音波検査)は、整骨院や整体院では禁止されているので、クリニックで受けることをオススメしています。
当院の腹直筋離開の治療法
当院では、骨盤矯正を始め、筋膜リリースの機械を使って、腹筋を刺激することや、皮膚に対しての施術方法を行っています。痛みやしびれを抱えている場合は、皮膚(真皮)・筋膜(筋肉)・関節(関節包)と呼ばれる部分が酸欠状態となっていることで起こるので、その部分に対して酸素となる血液を巡らせることを行なっております。
腹筋や骨盤体操などの運動指導については、症状緩和などの経過を見て個別に指導しています。
腰痛や肩こりの症状を抱えているママさんも多いので、まずは身体の状態を確認して、施術に当たらせていただいています。
特に早めのケアをした方が改善スピードも早いですが、産後は体調も不安定な場合が多いです。育児や家事に追われてしまい、自分の身体どころではないというママさんも多くいます。
まずは、体調の回復を試みる➡治療や運動をしていく
この流れが重要かと思います。
葛飾区亀有にあるけやきの森整骨院では、サンゴの辛い腰痛や動作制限を改善することはもちろんですが、症状を繰り返さないようなセルフケアも指導しています。
もしあなたが、腹直筋離開の症状でお悩みでしたら、葛飾区にあるけやきの森整骨院にご相談ください。