腹直筋離開に手術は必要なのか?現役整体師が解説します
2022.05.01

「腹直筋離開と診断されて、手術をしないと治らないんじゃないかと思っている」
「腹直筋離開を手術以外で治せるなら、その方法を知りたい」
今回のブログは、腹直筋離開と診断されて、手術しか方法がないんじゃないのかと不安の、妊娠中、または産後のママに向けて記事を書きました。
腹直筋離開とは?
腹直筋離開は、左右の腹筋を繋ぐ白線が様々な原因から伸びてしまっていることです。特に、妊娠、出産が素因となることが多く、妊娠後期で約66%の女性にみられ、そのうちの30~60%の方は、妊娠期間が終了しても、腹直筋が理解した状態となっていると報告されています。
また、訪米では腹直筋離開は広く認知されていて、外科的治療が行われているので、日本ではまだ腹直筋離開に対しての医師の理解が少ないように思えます。
【妊娠後期・産後ママ必見】腹直筋離開の症状と治療法について解説
腹直筋離開は手術が必要なのか?
結論からお伝えしますが、痛みやしびれ、腰痛や肩こりといった症状を改善したい…という場合は、手術は必要ありません。しかし、美容的観点から見ると、手術が必要となるケースもあります。
腹直筋離開は、筋膜自体の伸展で起こるものであり、破綻している物ではありません。白線ヘルニアや腹壁瘢痕ヘルニアとは異なるので、白線自体が進展されたものが収縮することが出来れば、美容的な問題以外では、手術は必要ないと言われています。
腹直筋離開を手術以外で治す方法
腹直筋の白線は、筋肉繊維ではなくコラーゲン繊維とエラスチン繊維で構成されているので、機能的な問題にも繋がってきます。
白線の下には、複数の筋膜の腱鞘があり、外腹斜筋の腱鞘は腹直筋のすぐ下にあるので、両側の白線に付着しています。内腹斜筋は、その真下にあるので、外腹斜筋の後方に付着するので、このお腹周りの筋肉にアプローチしていく必要があります。
多くの場合は、保存治療をメインとして、筋力トレーニングを行って解消させていきます。
腹直筋離開に対する当院での治療法
当院では、コラーゲン繊維とエラスチン繊維に対して血流を送り込むために、皮膚を直接吸引する機械を使用して、腹部周りにアプローチしていきます。
例えば、セルライトの場合は、脂肪組織が溜まったことで起こっていますが、これは血流やリンパの流れが悪くなっていることによって、老廃物が蓄積された状態です。
また、血流はマッサージやストレッチで良くなりますが、リンパ液は筋肉を動かしてあげないと流れてくれません。ですから、お腹に力が入りやすくなったタイミングでは筋力トレーニングを行っていただきますが、それまでは自力ではなく他力で血流やリンパ液の流れを良くしていくことが必要です。
まとめ
腹直筋離開に対する手術は美容的な観点が問題点の場合は、病院の医師も受け入れるというケースがありますが、まだまだ日本では症例が少ないです。手術以外にも、皮膚に対しての直接アプローチで解消されることもありますので、亀有で腹直筋離開に困っている妊娠中、または産後のママさんは一度、けやきの森整骨院にご相談ください。