幼児に多い肘内障とは?もしも子供の肘に亜脱臼が起きた時の対策
2022.05.21

「子供が腕が痛そうにしていて、動かそうともしないのでどうしたらいいのか調べている」
「見た目は貼れたり大きな変化は見られないのに、肘を痛がっている」
このブログは、お子さんが腕や肘が痛そうにしていてどうしたらいいのか困っている親御さんに向けて記事を書きました。
幼児に多い肘内障とは
肘内障(ちゅうないしょう)とは、幼児と言う限定的な年齢層で発生頻度が高く、何度も繰り返し発生してしまうケースもあります。
この肘内障は幼児期に最も発生しやすい亜脱臼とも言えます。
- 病院が休診日だった
- 整骨院は遅くまでやっている
- 以前にもかかったことがある
このような理由からも、整骨院で元の位置に戻してあげる整復動作を行うケースが増えています。
実際来院されるお子さんは、泣いていることが多いですが、数秒から1分程度の簡単な整復を行うことで「何もなかった」かのように泣き止むお子さんんが多いです。
幼児期の定義は1~6歳と法律的にはなっていますが、幼いお子さんには最も起こりやすい肘や腕の症状ということだけ理解していただければと思います。
肘内障の主な症状
- 肘や腕を痛がる
- 痛みによって肘を動かしたくない
- 腫れや発赤(皮膚が赤くなる)などの大きな変化は見られない
見た目に大きな変化はないですが、万が一肘の周りが「ボコっ」と腫れていたり変形している場合は骨折や完全脱臼をしている可能性があるので、そのような場合は整形外科を受診するようにしてください。
肘内障の原因
肘内障は肘の「橈骨輪状靭帯:とうこつりんじょうじんたい」という部分から腕の外の骨(橈骨)が外れてしまうことで起こります。幼児の場合はこの靭帯がまだ柔らかく、大人のようにまだ組織が出来上がっていません。
子供が左に行きたがるのを、親御さんが右に手を引っ張る時(逆の力が加わった時)
転んだ時に肘や手を着いたとき
腕をグルグル回しすぎたとき など
親御さんが見ていない保育園や幼稚園でも起こる可能性があります。
肘内障を予防しましょう
肘内障はある程度予防することは可能です。
- 出来るだけお子さんから目を離さない
- 腕を引っ張らない
- 手を握る時は強く握らない など
転倒防止や手を引っ張ることは注意する必要があります。
また、保育園や幼稚園で起きたことも考えて、かかりつけの整骨院や整形外科があるのであれば保育士さんや先生に事前に伝えておくことも必要かと思います。
幼児期の場合は、身長に対しての頭の比重が大きいので転倒もしやすい時期です。また、バランスを保つことも大人に比べると難しいので転倒も起こりやすいです。
常時目を離さない!ということは無理があると思います。しかし子供の場合は予想していることは必ず行い、予想外のこともするのが子供ですよね。
出来る限り見守りつつ、肘内障が起こってもいいような環境づくりが出来ていると親御さんも安心かと思います。
肘内障は葛飾区亀有けやきの森整骨院にご相談ください
葛飾区亀有にあるけやきの森整骨院では、産後の骨盤矯正、産後ケアを行っている為、肘内障になってしまったお子さんも来られています。
整復することも難しいものでは無いので、数秒~1・2分程度で終わります。
親御さんも、お子さんが泣いていたら心配だと思いますので、出来るだけ早く処置をしてあげてくださいね。
母子ともに健康で笑顔が絶えない状況にしたいですね!