五十肩(肩関節周囲炎)の主な症状は?効果的なツボ押し5選と注意点
2022.05.22

「突然、片方の肩が痛くて動かすことも辛くなってきた」
「痛みは無くなったけれど、動かす範囲が狭いままで日常生活に支障が出ている」
こんな症状でお悩みのあなたに向けて記事を書きました。
五十肩とは?
五十肩は「肩周りの総称」であり正式名称は「肩関節周囲炎」というものになります。五十肩や四十肩と言われることも多いですが、どちらも同じものです。
五十肩になってしまう原因は明らかになっていませんが、何らかの要因が重なって筋肉や関節に影響が出ていr可能性が高いです。
また、痛みには個人差があり数ヶ月~数年かけて改善していく場合もあるので、病院(整形外科)や整骨院に受診するタイミングには注意が必要です。
五十肩の3段階と症状
一般的には、「炎症期」「拘縮期」「回復期」の3つの段階に分けることが出来ます。
炎症期
片側の肩が痛くなってから3日間ほどは炎症が強くなって肩の痛みが強くなっている可能性が高いです。特徴的な症状が「突然肩が痛くなり、腕を上げようとしたり動かそうとすると激痛が走る」「肩が痛くて夜に眠れない」「安静にしていても痛みが強い」といった症状が特徴的です。
炎症期は特に炎症を抑えることが一番の目的なので、整形外科では痛み止めや湿布、注射の治療が行われることが多いです。鍼灸整骨院などでは、鍼治療などで消炎鎮痛を目的に行うことが多いです。
拘縮期
炎症期での特徴の痛みはないですが、動かすと痛みが強い時期です。「下着や衣服の着脱が困難」「痛みは治まってきたが、肩周りが固まって腕を十分に動かせない」といったことが特徴的です。
この拘縮期は、痛みで動かすことも辛い時期になりますが、早期に良くする為にはこの拘縮期の時をどれだけ出来る範囲で頑張って動かせるかがポイントとなってきます。
この拘縮期の期間が短ければ、改善するスピードは上がっていきますが、長ければそれだけ改善するスピードは遅くなります。個人差が出てしまうのは、多くの場合はこの拘縮期にあります。
回復期
ある一定の動きに対して拘縮期程ではないものの、痛みや違和感が残っている時期です。この回復期は狭くなってしまった可動域を向上させる為の期間です。
痛みが無くなったから…という理由でリハビリや治療を中止してしまう人も多いですが、この回復期にしっかり可動域を戻さないと、「痛みはないものの動かす範囲が狭い」という状況になってしまい、日常生活に支障をきたしやすい可能性もあります。
五十肩におススメ!5つのツボとセルフケア方法
五十肩でご自身で出来る方法は、ツボ押しでセルフケアを行う事で痛みや違和感を軽減させてくれる可能性があります。
五十肩には人それぞれ原因は異なりますが、筋肉や皮膚、関節の硬さによって起こっているケースが非常に多いです。
五十肩のツボ押しをすることで、筋肉や皮膚の柔らかさが向上し、血流も良くなるので関節周りも動きやすくなり、痛みや違和感の改善に近づきます。
今回は場所を選ばずに簡単に出来るツボ押しをご紹介します。
肩井(けんせい)
天柱(てんちゅう)
曲池(きょくち)
合谷(ごうこく)
阿是穴(あぜけつ)
阿是穴(あぜけつ)というのは経絡というツボの流れとは関係なく『押したら気持ちいい所』を言います。五十肩の場合は、鎖骨の下や肩回り、胸と鎖骨の間にある部分の動きも重要となってきます。特に関節周りにはこの阿是穴が多い場合もあるので、探しながら押してみるのもいいともいます。
ツボ押しのときの注意点3選
ツボ押しでも痛みを和らげることは可能ですが、押しすぎり闇雲に行うことで逆効果に繋がることもありますので3つほど気を付けて頂きたいポイントがありますのでご紹介します。
10秒間、呼吸をしながらツボ押しする
呼吸をしながらツボ押しを行うことで、リラックスした状態で出来ます。鼻から大きく息を吸って口から吐き出すようにしましょう。押す時間は10秒程度でいいので、10秒に合わせて呼吸を来なうようにしましょう。
押す強さは「痛気持ちいい」程度に
強いから、痛いから効果がありそうなツボ押しですが返って逆効果に繋がることもしばしば。グリグリ押すのではなく、「程よく痛くて気持ちいい」程度の強さで行うことが理想です。
また、押すことで強く感じてしまう場合はその周囲を擦るだけでも同じような効果も望めますので、ご自身に見合った強さを探してみて下さい。
体調が優れない、飲酒時は避ける
体調が優れない場合は、体を休める事を優先してください。ツボを押すことで血流が良くなるので今まで血流が悪かった部分の反動で体調が一時的に悪くなってしまうこともあるので、そのような場合は安静に出来るような状況にしましょう。
また、飲酒時にも注意が必要です。マッサージと同じでツボ押しも血流が良くなるため心臓への負担が強くなる恐れがあるので、飲酒をした際にはツボ押しを避けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?五十肩に対するツボ押しは拘縮期や回復期などの痛みが和らぎつつあるタイミングで行うことがポイントです。
出来る限りご自身でケアできる部分は行っていただき、五十肩を得意としている専門家に相談することが一番早く改善できる近道だと思っています。
葛飾区亀有にあるけやきの森整骨院では五十肩の症状を得意としています。病院に通院中でも大丈夫ですので、痛みが強い方や早く五十肩を治したい方など、一度ご相談いただければと思います。