【膝の痛み】変形性膝関節症によるストレッチが有効な1つの部分
2022.05.24

「変形性膝関節症と診断されて、ストレッチを続けているけれど効果があるのかを知りたい」
「膝の痛みをストレッチで何とか出来るなら、その方法を知りたい」
このブログでは、このようなお悩みを抱えたあなたに向けて記事を書きました。
変形性膝関節症とは?
膝の関節が変形を起こしてしまい、可動域が狭くなることや痛みを伴ってしまう構造的な問題を生じてしまうものが変形性膝関節症と言われるものです。
変形があることで、必ずしも痛みに繋がるとは言い切れませんが、男性よりも女性が患いやすい傾向が高いです。
変形性膝関節症の場合には大腿四頭筋?
大腿四頭筋という太ももの前を通る大きな筋肉で大腿直筋、外側広筋、中間広筋、内側広筋の4つで構成されています。多くの整骨院や整体院では、この大腿四頭筋のストレッチやトレーニングをお伝えしていますが、一般的に見るストレッチはこのようなものではないでしょうか?
確かに太ももの前についている筋肉を伸ばすことは出来ますが、大腿四頭筋の中でも外側広筋と内側広筋は太ももの裏の骨(大腿骨粗線)に付いているので、太ももの裏も関係があるのです。
このことから分かるように、太ももの前だけではなく太ももの裏も大腿四頭筋が大事となれば、ストレッチもトレーニングも太ももの前ばかりではないと思いますが、現状は太ももの前だけをお伝えしている人が多いです。
何故太ももの前が重要となりやすいのか?
大腿四頭筋という筋肉は「大腿神経」と呼ばれる腰から出ている神経に支配されています。この大腿神経が太ももの前を支配しているからという理由で太ももの前を伸ばすストレッチやトレーニングが多いのではないかと思っています。
変形性膝関節症によるストレッチの効果
「変形性膝関節症に対する筋力トレーニングとストレッチの効果について」から一部引用しますが、筋力トレーニングと同等にストレッチのみでも効果が得れることが示唆されると書かれています。
ストレッチをした部分は『大腿四頭筋』『ハムストリングス(太ももの裏)』『大殿筋(お尻)』の3か所となっています。
股関節周りのストレッチが大事
変形性膝関節症は構造的な問題であって機能的な問題が必ずしも出るわけではありませんが、多くの方が機能的な問題を起こしています。それは変形だけが理由ではなく股関節や足首の柔軟性が欠如しているためです。
特に股関節は「球関節」と言い、前後・左右に回す・左右に倒す6通りの動きを得意としていますが、このいずれかの動きが低下している場合は、負担を他の関節に移してしまいます。本来であれば、股関節は体重の約6割の負担を受けられるとも言われているので、他の関節に負担が乗ることで痛みに繋がりそうなことはイメージ出来ると思います。
ストレッチが出来なくても、動かすことが大事
痛みを伴っていて、無理やりストレッチをしても逆効果になってしまうことがあります。股関節や膝、足首など全体的に動かしてあげる必要があるので、例えば寝ながら自転車漕ぎのような体操や実際に自転車を漕ぐ。または、股関節まわりを大きく回してあげるなどして、動かしてみましょう。
動かすことは、何も体重を必ずかけなければいけないわけではないので、関節への負担が少ないプールでのウォーキングでもいいですし、自転車でも大丈夫です。
とにかく苦手な動きがあるはずですので、どの動きが苦手なのか?動かす範囲が狭いのかを確認してみてください。
まとめ
いかがでしょうか?変形性膝関節症にストレッチは効果的ですが、無理をしてまで行うのではなく出来る範囲で行うようにしてみましょう。特にどのようなストレッチが大事というわけでもなく、苦手な動きに対して動かしてみましょう。
葛飾区亀有にあるけやきの森整骨院では変形性膝関節症に対する施術を得意としています。
- 階段が辛い
- 動き始めが辛い
- 膝の内側や外側が痛い
といった方が来られています。もしあなたが膝の痛みでお悩みでしたら、一度ご相談ください。