産後の骨盤ベルトの選び方と巻き方|骨盤ベルトの効果について解説
2019.08.28

産後は腰痛や肩コリだけではなく、様々な症状に悩まれている方が多いです。出産前から出産に向けてママの骨盤まわりは緩んでいる状態で、その後に正しい位置に戻す必要があります。
なかなか整体に通う時間もない・・・なんて方にもってこいのものが「骨盤ベルト」になります。これは自分自身で行なえる産後の骨盤ケアとなりますが、実際どんな効果があるのか知らない方は知らないと思います。
さらに骨盤ベルトの選び方や巻き方もなかなか商品によって違いがあって「思っていた位置と違った…」なんてことはあり得るのです。
そこで、産後に正しい産後のケアを行う為に骨盤ベルトの効果や選ぶポイントについて紹介していきます。
産後の骨盤ベルトの効果は?
本来であれば出産によって骨盤が緩んだ状態は自然に治っていうのですが、産後のママさんは育児や家事が忙しくなってくるので、なかなか自分自身の身体に目を向けることが出来なくなってしまいます。
授乳や抱っこといった長時間同じ体勢を続けていたり、無理な体勢によって骨盤が正しい位置に戻ることを阻んでしまいます。
骨盤は身体の土台といっても過言ではない部分なので、骨盤が歪むと背骨への影響も大きくなるので腰痛だけではなく肩こり、頭痛、基礎代謝が落ちてしまうことによって冷えやむくみといった症状を起こしやすくなります。
産後に骨盤ベルトを用いることによって産後の骨盤を正しい位置に矯正させてくれます。産後の骨盤が正しい位置に戻ることによって土台がしっかりするので、腰への負担を減らして日常生活を快適に過ごしやすくなります。
産後の骨盤ベルトの選び方
産後の骨盤ベルトは沢山の種類があるのですが、「装着時期」「サイズ」「素材」の3つがポイントです。
骨盤ベルトの装着時期
骨盤ベルトは妊娠中から使用できるタイプと、産後から使えるタイプがあります。妊娠中に特に症状が無い方の場合は、産後から使えるタイプでも大丈夫ですが、妊娠中から腰痛や股関節などの痛みに悩まれている場合には、妊娠中から使用できるタイプの骨盤ベルトがオススメです。
骨盤ベルトのサイズ
妊娠中には体系の変化もでやすくなりますし、身体のサイズも変わってきます。骨盤ベルトのサイズはお尻の大きさを目安に考えるといいです。正しいサイズで骨盤ベルトを選ぶためには、お尻のサイズを計ってから選ぶようにしましょう。
骨盤ベルトの素材
素材は、薄手のメッシュや厚手のタイプもあります。これは季節や締め付けられる強弱によって選んでみましょう。
基本的にメッシュ素材であれば通気性もいいので年間通して使用できますが、サポート力が弱いといった点もあります。
厚手の素材の場合は固定力が強くなるので、しっかりと骨盤まわりを締めたい方にオススメです。特にお腹周りの冷えを予防したり、寒い時期の出産を控えているママさんは厚手の方が人気です。
産後の骨盤ベルトの巻き方
産後の骨盤ベルトは巻き方が一番重要です。間違った位置や巻き方をしていると逆効果にも繋がりかねないからです。ですから、正しいポイントを抑えてしっかりとした巻き方で骨盤ベルトを使用しましょう。
腰痛を経験されてコルセットを使用したことのあるママさんにはわかりやすいかもしれませんが、コルセットを装着する位置よりも下の位置になります。更にわかりやすく仰向けの姿勢で付けるようにします。
おへそよりも下の位置となるので、コルセットとは違って「お尻にかかるように」することがポイントです。
強さは心地いいくらいが理想的です。強弱によって効果が上下するわけではないので気を付けてみましょう。
もしそれでもわからない場合は助産師さんに相談してみましょう。
産後の骨盤ベルト:まとめ
出産後は骨盤が緩んでいる状態ですが、産前からこの状態は作られてきます。もしも妊娠中に腰痛などの症状を抱えている場合には、出産前から使用できる骨盤ベルトを選びましょう。また、妊娠中に症状が出ていない場合は産後に合わせて装着するようにしてみましょう。
今現在何も出ていない場合でも、今後様々な症状を引き起こすきっかけともなり得るので、正しい使用法で骨盤ベルトを利用して、自分自身でも骨盤ケアが出来るように労わってあげましょう。