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なぜ片腕が痺れる?原因と改善法3つを現役柔道整復師が解説【葛飾区亀有整骨院】

「朝起きてから片腕が痺れてつらい」
「腕の痺れが気になって仕事に集中出来ない」
このようなお悩みで普段の生活に不満を抱える方に向けて、この記事を書きました。腕の痺れは比較的普段の生活で起こりやすい部類であると言われていますが、そうであるからこそ様々な原因が隠されています。今回のブログでは、片方の腕が痺れる原因と改善法を3つほど解説していきます。
痺れの症状について
「痺れ」という現象は神経に問題があると感じる人が多いと思います。間違ってはいませんが、実際は神経に栄養を与える血管に問題が起こることで痺れの症状が現れます。正座をしている時に足が痺れて来るという体験がよく分かりやすいと思いますが、体の一部を圧迫し続ける事で症状が現れます。外的要因によって起こる痺れは原因が分かりやすい反面、体の中で起こっている場合は医療機関で検査を受けない限り、明確な解決法は見つけづらいです。
なぜ片腕が痺れる?原因と改善法3つを現役柔道整復師が解説
けやきの森整骨院ではお怪我をされた方だけでなく、日常的に痛みや痺れを抱えている方たちにもご来院頂いています。病院で治らなかったといったお声もあり、骨に異常が無いのにも関わらず片腕に痺れが起きてしまうは何故なのか、これから原因と改善法を3つほど解説していきます。
脳血管障害
脳血管障害とは主に、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などが挙げられます。脳の血管が詰まったり、出血してしまう事で体の運動を司る運動野への血行が悪くなってしまい、片腕の痺れや麻痺といった症状を引き起こします。麻痺は痺れとは違い、感覚が無くなったり、運動が不能になるといった重篤な状態で、整骨院や整体院では改善が不可能です。痺れの症状が出ている場合でも、大元の原因が脳にあるため、痺れている部分の血流を良くして悪化を防ぐことは出来ますが、治るわけではありません。お体の状態にもよりますが、リハビリテーションによってある程度の回復が期待できます。
頚椎ヘルニア
頚椎ヘルニアは7つある首の骨の間にある椎間板と呼ばれる軟部組織が、脊髄を圧迫することによって痛みや痺れを引き起こす疾患です。首は5~6kgほどある頭を乗せている大事な部分で、それだけでなく重要な血管や神経があります。頚椎への外的な負荷(ストレートネックなど)や加齢による骨の変形によって引き起こされると言われており、手先の動きが悪くなってしまったり、感覚が鈍くなったりします。整体ではヘルニア自体を治すことは出来ませんが、首に負担の掛かりづらい姿勢の指導、首から肩、腕の筋肉や関節にアプローチして施術を行うことで改善が見込めます。
不良姿勢
人間は直立二足歩行をする生き物ですが、頭から足まで骨が真っ直ぐに並んでいるわけではありません。真上からの重量に耐えられるように背骨がS字を描くような構造をしている事で、衝撃を緩和しています。首の骨も真っ直ぐでは無く、前面に湾曲しています。湾曲している状態が正常なのですが、近頃はスマホの操作やデスクワークが増えてストレートネックになってしまっている方が多いです。猫背の人では自然と首が後ろに倒れてしまい、関節への負担により脊髄に問題が生じやすくなります。姿勢を直せばいいと安易に言うのは簡単ですが、姿勢を直しても筋肉や関節の硬さが癖になってしまっていて。自力で治すのは困難です。整体の施術では、首の関節に遊びを付けて筋肉が正常に動かしやすい状態を作り出しています。
まとめ
片腕に痺れが起こりやすい原因として3つの問題を挙げていきました。脳血管障害で無ければ、筋肉や関節に原因が隠されている可能性が高く、適切な施術を受ける事が出来れば数週間から数カ月で改善します。長い間、片腕の痺れにお悩みの方は諦めたりせず、ご自身に合った医療機関で診察を受けてみて下さい。勿論、けやきの森整骨院でも症状の根本的な原因を見つけ出し、痺れを取り除けるよう全力でサポートします。