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腰の痛み
ぎっくり腰
動けないぎっくり腰の症状に効く応急処置3選!
ぎっくり腰は日常生活のふとした事で起こる場合があり、重い荷物を持ち上げた時や起床時に起き上がった時など様々なきっかけで痛めてしまいます。ぎっくり腰を起こしてしまうと動けないほどの痛みで生活に支障が出てしまい不便に思うことが沢山ありますよね?そこで、動けないほどのぎっくり腰に効く応急処置3選をご紹介していきます。
ぎっくり腰はなぜ動けないほど痛みが強いの?
筋膜性の炎症による痛み
ぎっくり腰と一言でいっても病態には多くの種類があります。痛めてしまったときに筋肉を損傷してしまうことで、それを覆う筋膜に炎症が起こります。筋膜同士は皮膚の下で滑走するように筋肉と並行して動いていて、それによって筋肉が収縮出来るのですが、血流が悪くなることで筋膜の滑走性が悪くなります。この状態で重い荷物を持ったり、急な動きを行うことでぎっくり腰を起こしてしまうのです。
関節性の炎症による痛み
関節の炎症によって起きるぎっくり腰は筋肉の動きが制限されてしまうので、動けなくなってしまう場合が多いです。痛めやすい部分は腰椎を形成している椎間関節、それに仙骨と骨盤を繋ぐ仙腸関節が挙げられます。これらの関節は実は構造的に可動域が少なく、普段から大きく動く関節では無いというのが特徴です。同じ姿勢によって頭や重力による負荷が背骨に掛かり続けると、その部分への血流が悪くなり、ちょっとした動きで関節を痛めやすくなってしまうのです。
動けないぎっくり腰の症状に効く応急処置3選!
動けない状態が続くと生活に支障が出てしまうため、すぐにでも症状を改善させたいはずです。かと言って、動けないことで病院へ向かうのも一苦労となってしまいますね。そこで、自宅でもすぐに行える応急処置の方法をご紹介していきます!
①安静にして休息を取る。
痛みが強くて動けないような時は、無理に体を動かさないようにすることが重要です。どうしても動かないといけない状況でない限りは休息を取ることが症状の緩和に効果的で、これ以上ない応急処置と言えます。ですが、安静と言っても休み方も体勢によって治る速度に違いが出ます。おすすめの安静方法は、横向きで寝るようにし、下にした方の足は伸ばして、もう片方の足は曲げて腰の負担を減らします。腰の筋肉を使うと痛みが出現するため、上半身を起こすような動きは避けて腕の力を使って体を移動させましょう。
②痛みのある箇所を冷やす。
痛みがある時に患部を冷やすか、温めるか戸惑う人が多いと思います。ぎっくり腰の場合は冷やすことで痛みを軽減出来ます。痛めてしまった時は、患部に炎症が起きて熱を帯びます。熱を持った場所を温めてしまうと余計に悪化してしまうため、患部を温めるのは疲労や筋肉のコリが気になる時にしましょう。患部を冷やすことで、痛みの軽減や炎症の早期回復になり、何もしないよりも治りは早くなります。炎症が続く期間は2〜3ほどであり、熱っぽさが無くなるまではしっかり冷やすようにしてみて下さい。
③コルセットを着用する。
ぎっくり腰を起こしてしまった時は無理に動かさないことが回復を早めます。それでも日常生活や仕事で無理にでも体を動かさなければならない状況があると思います。そういった時には腰痛コルセットをお勧めします。コルセットを着用することで腰の動きが固定されて痛みを軽減出来ます。ただし、筋膜性のぎっくり腰には効果が高い一方で、関節性の場合はコルセットを着けても改善しないことがあります。あくまで運動の補助という意味で着用することが大事です。痛みが和らいできたら、今度はコルセットを外して自分の力で動かすようにしましょう!
まとめ
ぎっくり腰は痛みの度合いによっては体を動かすことが出来なくなってしまう事があります。動けない状況が続くと日常生活に支障が出てしまうため、少しでも早く回復することが望ましいです。そのためにはまずは安静とアイシングを行い、痛みを緩和させるようにします。運動を行なったり、患部を温めてしまうと炎症が悪化してしまうので可能な限り運動を控えて冷やしましょう。痛みが治ってからは、しっかり自分の力で運動を再開することが大切ですよ!