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腰の痛み
天気が悪い時に腰痛が悪化してしまう3つの症状と対処法をお伝えします【葛飾区亀有整骨院】

「天気が悪い日は腰の痛みが強い」
「気圧が低くなると腰が痛くなる気がする」
このようなお悩みを持っている方に向けて記事を書きました。天気の悪い日や季節の変わり目で体調が悪くなる人は多くいますが、なぜそのようなことが起こってしまうのかについて、腰痛を例に挙げて3つの症状と対処法をお伝えしていきます。
天気のせいで痛みが出てしまうのはなぜ?
天気が悪く気圧の変化によって慢性的な痛みが出現してしまうことがあります。日本だけでなく世界的にも悩みを持つ人が多く、その痛みのメカニズムについては現在でも研究が続けられています。研究内容としては、気圧が体に及ぼす影響を調べるために実験施設に入ってもらい、気圧を通常よりも下げた状態にして、気圧の前線が通過したときと同様の環境に身を置いた人達の反応を見るという内容の研究を行ったそうです。、10分ほどかけて気圧を下げて15分間低気圧のままに設定した後、10分かけて通常の気圧に戻す実験がされました。その結果、気圧を下げ始めると痛みが増し、気圧を元に戻すと和らいだという結果が出ました。このように天気によって腰痛が悪化することも考えられるのです。それは天候が悪化して気圧が下がることによって腰痛や関節の痛みを感じることを示しています。
天気のせいで腰が痛くなる3つの症状
①自律神経の乱れ
天気のせいで腰が痛くなる場合は、自律神経が乱れやすい方に多く見られます。耳の中にある内耳という部分がありますが、気圧の変化を感知して自律神経系の働きに問題が生じる事があります。内耳には平衡感覚の維持に必要な器官となるので、めまいなどにも関係してきます。内耳や視覚からの情報が一致することで平衡感覚は保たれるのですが、気圧の変化によって気圧センサーからは『バランスが崩れている』という情報が入り、目からは『保てている』という情報が届くと、脳に伝える信号の不一致によって交感神経が興奮して血管が収縮(閉じる)して痛みを引き起こすと考えられています。
②重労働や長時間の同じ姿勢で多い腰痛
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本人の自覚症状(病気やケガ)のうち腰痛は男性の有訴者率1位、女性2位です。
腰痛診療ガイドラインの職業別調査では、重労働が腰痛を発症させる危険因子と発表されています。さらに長時間同じ姿勢が続きやすいデスクワーカーでは腰の痛みを引き起こしやすい原因となります。さらに外出する際に天候が悪くなったり、寒くなることで身体が冷えやすくなり腰痛の症状を悪化させてしまうことも考えられるのです。
③体内時計の乱れ
人間の体には体内時計というものがあり、朝は起きて昼から夕方にかけて活動をし、夜に就寝するというのが一般的です。夜行性の動物はいますが、人間は基本的に昼行性の動物であり、体の機能はその活動時間の環境に適した働きをしています。しかし、現代は情報社会と言われるほど膨大なデータに囲まれており、スマホやパソコンを使って夜更かしをしてしまう人が増えてきました。体内時計が崩れると体温の調節や新陳代謝のリズムが崩れてしまうために様々な影響を及ぼします。天気が悪くなることも関係があり、上記でご紹介した内耳の反応と同様に交感神経が興奮して腰痛を引き起こします。
天気が悪い時に腰痛が出る時の対処法
天気の変化によって腰痛が酷くなる場合は、自律神経が乱れることで血流が悪くなって腰痛を悪化させてしまうことが考えられます。そうならない為には血行を良くすることが条件となるので、出来る限り血液の流れを良くする方法や保つ方法を試すようにしましょう。血行を良くする具体的な例は、入浴、毎日20~30分程度の散歩(通勤時間も含む)、ストレッチなどが挙げられます。体はじっとしているよりも動かしたほうが体の調子が良くなりますので、是非お試しください。

