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脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症の原因TOP5を現役柔道整復師がご紹介します【葛飾区亀有 整骨院】

「年齢を重ねるごとに歩きづらくなってきている」
「足にしびれが出るせいで同じ姿勢でいられない」
このようなお悩みを抱えている人に向けてこの記事を書きました。脊柱管狭窄症と病院で診断され、薬やリハビリで何とか生活を送れるようにしているが、一向に良くならないという声を患者さんから聞きます。そこで、今回は脊柱管狭窄症について知って頂くために、原因とされている要因をTOP5ご紹介していきます。
脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症は、脊柱管や椎間孔が狭い状態になってしまい、脊髄または神経根を圧迫する疾患です。症状には、足の痛みやしびれ、衰弱などがあります。症状は緩やかに発症していき、特に60代~70代の男性に多いとされています。歩いている時や同じ姿勢のまま長時間過ごしていると症状が出現していき、休んだり体勢を変えたりしなければいけなくなってしまいます。足の痛みやしびれが強いせいで休みながら歩くことを間欠性跛行と言って、脊柱管狭窄症の中で有名な特徴となっています。背中を前屈すると同時に症状が改善していきますが、重度になると、尿失禁、便失禁、性機能障害と言った生活を送る上で影響を及ぼす症状が現れるようになります。
脊柱管狭窄症の原因TOP5を現役柔道整復師がご紹介します
脊柱管狭窄症を発症しやすい原因は様々ですが、50歳以上から増えていき、60歳から70歳の男性に特に多いです。けやきの森整骨院に来られる狭窄症の患者さんも同様の年代で、生活スタイルはそれぞれですが、これからご紹介する原因に共通するものがありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
年齢による組織の変化
1つ目は年齢による変化です。加齢によって骨や筋肉、靭帯が変性していき、脊柱管が狭くなっていきます。特に男性に多く、60代から70代にもっとも発症しやすいです。
骨の変形
2つ目は骨の変形です。腰椎の変形性すべり症、圧迫骨折など以前に経験していて、それが原因となって脊柱管狭窄症を引き起こしやすくなります。骨粗鬆症などホルモンバランスによっても起こりやすいので、比較的女性に多い原因とされています。
椎間板の変性
3つ目は椎間板の変性です。椎間板は若いころは水分が多く含まれていますが、年齢を重ねる毎に硬くなっていきます。それが腰椎に影響することで脊柱管狭窄症になりやすくなる原因の一つです。若いころに腰部椎間板ヘルニアを経験したことがある場合も、椎間板の変性が起こりやすくなると言われています。
靭帯の変性
4つ目は靭帯の変性です。腰椎は5つの骨が重なって構成されていますが、この関節部分を繋げているのが黄色靭帯です。この靭帯が加齢や背骨への度重なる負担によって厚くなっていき、脊髄を圧迫してしまうことがあります。体を頻繁に捻るようなゴルフなどのスポーツを、長い期間されていた方に特に多いです。
遺伝や生活環境による要因
最後の5つ目は遺伝や生活環境が原因となります。家族で脊柱管狭窄症を抱えていたり、日常的に腰へ負担を掛けてしまうような仕事、スポーツによる外傷などが考えられます。遺伝や体質といったものは変える事が難しいので、日頃から腰への負担を掛けないような意識が大事です。
まとめ
脊柱管狭窄症は主に体の構造が年齢によって変化していくことで脊柱管の中を通る脊髄が圧迫を受けやすくなります。その原因が筋肉や骨、関節、靭帯といったものが挙げられ、人それぞれの習慣や体の使い方に関係しています。整体では脊柱管狭窄症自体を改善することは出来ませんが、症状として現れる足の痛みやしびれの症状を和らげることが可能です。長い時間歩くのが辛い、体を動かすと症状が出るために外出できなくなってしまっている方は是非一度、当院へご相談下さい。