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腰の痛み
椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアで絶対やってはいけない7つのこと

「病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断されて、日頃から注意しなければならいないことが無いか調べている」
「姿勢や動作など、やってはいけないことがあるなら詳しく教えて欲しい」
このブログでは、このようなお悩みを抱えた腰椎椎間板ヘルニアと言われたあなたに向けて記事を書きました。
腰椎椎間板ヘルニアとは?
椎間板は外側を覆う繊維輪(せんいりん)と内側を構成する髄核(ずいかく)で構成されています。背骨と背骨の間にクッションの役割を果たすものですが、何らかの要因によって内側の髄核が外側の繊維輪を破いてしまい周辺の組織を圧迫して痛みやしびれを引き起こすと言われています。
首から腰に掛けてこの椎間板は存在しているので、腰椎椎間板ヘルニアとは腰の椎間板に起きたことを指します。
- 腰の痛みを感じる
- お尻や脚がしびれて痛い
- 日常動作に支障が出る など
様々な症状を引き起こします。
多くの場合は20代~40代までに発症するとされています。
腰椎椎間板ヘルニアでやってはいけないこと
腰椎椎間板ヘルニアが疑われる場合に、やってはいけないこと。または避けたほうがいいことについて7つご紹介していきます。当てはまるものがないか事前にチェックしておきましょう。
①椎間板に負担をかける姿勢
上の図は椎間板に負担がかかる割合を姿勢別に表したものになりますが、「座る姿勢」「前かがみ姿勢」が椎間板への負担が強くなっていることが分かると思います。
「座る」+「前かがみ」という姿勢が合わさると更に椎間板への負担が強くなりますし、その姿勢から重たいものではなく物を持ち上げようとすることで負担は強くなります。
座り仕事の場合は、長時間の座位は避けてこまめに体を動かすようにしましょう。また、物を持ち上げる時には、膝や股関節を曲げて腰の前後の動きを最小限にすることがポイントです。
②運動不足
人間は使っている部分には多くの酸素、つまり血液を送り出してくれますが、日常から使わない部分には血液を運んでくれません。
すると、筋肉や関節も徐々に硬くなり動作に制限が出やすくなります。
よくゴルフや野球、テニスなどで腰を回すような運動を避けるように伝えている方もいますが、実は腰は5°程しか回っていません。背中や股関節が代用して腰が回っているような動作が出来るので、背中や股関節周りを積極的に動かすストレッチや体操、運動を取り入れるようにしましょう。
③睡眠不足
睡眠不足になると、自律神経の交感神経が優位に働いている状態になりやすいです。交感神経が優位な状態は、マラソンをしているような状態なので心拍数の増加、血圧の上昇、血管の収縮が起こっている状態です。
つまり血流が悪くなっている状態になりますので、睡眠不足の方は注意が必要です。また、疲労も蓄積している状態が考えられますので、夜にテレビやスマホを暗い所で見る、パソコン作業などの液晶画面の光は出来るだけ見ないようにして、早めに寝るようにしましょう。
④肥満による椎間板への負荷増加
椎間板に姿勢によって負担がかかることは先ほどお伝えしましたが、当然体重も増えれば椎間板に負担がかかる可能性は高くなってきます。
もちろん、体重が増加したからといって必ずしも椎間板ヘルニアになるとは限りませんが、筋肉や関節の柔軟性が伴っていなければなりません。
普段から運動習慣がなく、デスクワークやリモートワークの方は注意するようにしましょう。また、この後お伝えする食事の方法などにも気を付けてみてください。
⑤血流が悪化する恐れのある習慣
運動不足や寝不足だけが血流を悪くさせるわけではありません。健康とは『食事×運動×睡眠』で成り立っているので、食事面にも気を付けなければいけません。中でも糖質の過剰摂取は血流を悪くする要因にもなりますので、甘いものや糖質には十分注意しましょう。
「良質なタンパク質の摂取」と「ビタミン」は欠かせません。
良質なタンパク質は、肉や魚など出来るだけ脂質の少ないものを選ぶようにしましょう。中でも卵はプロテインスコア(食品に含まれるたんぱく質の評価)が高いのでオススメです。またビタミンは
- ビタミンB1(神経活動を活発化・筋肉疲労を防ぐ)…肉、チーズ、豆類など
- ビタミンB6(神経伝達物質の生成・たんぱく質をエネルギー分解)…肉、魚、レバー、卵
- ビタミンB12(神経の働きを助ける・赤血球の生成)…肉、魚、レバー、卵
- ビタミンE(血流促進)…アーモンド、オリーブオイル、卵
このようなものを積極的に摂るようにしましょう。
また、利尿作用を含む珈琲や紅茶、お酒は血流を悪くするきっかけにもなりますので、習慣化している人は控えるようにしましょう。
⑥安静にしすぎない
痛みやしびれがある時に、「あまり動かしたくない」という気持ちになると思いますが、実はあまりにも安静を続けてしまうことで、症状が長引いてしまうという研究結果も出ています。
あくまでも無理やり動かすということではなく、日常の出来る範囲で身体を動かしてあげることが重要です。散歩や軽めの運動など通常通りの生活内で出来ることを積極的に行うようにしましょう。
⑦膀胱直腸障害・筋力低下が起きたら即病院へ
腰椎椎間板ヘルニアの中でも、膀胱直腸障害と言われる尿失禁や便失禁などの症状が出ている場合。また、よくつまずく、日常生活にも支障が出ていると言った明らかな筋力低下が出ている場合は、整体や自力で回復させることは困難です。
これは神経根症状と言われるもので、早急な処置が必要となるので、絶対に放置せずに救急で病院を受診するようにしましょう。膀胱直腸障害や明らかな筋力低下が見られる場合は手術が適用となる可能性が高いので、現在の状況を包み隠さず医師に伝えるようにしましょう。
万が一このような症状が出ていない場合は、手術は適用とはならないということです。
まとめ
いかがでしたか?腰椎椎間板ヘルニアでやってはいけないことは、出来るだけ負担を減らし血流を良くさせるといった行動が必要となってきます。中には、負担を減らして血流を良くしても改善しない神経根症状のものもあるので、必ずご自身の状態を把握して危険性が無いのかを確かめるようにしましょう。
また、腰椎椎間板ヘルニアだからと言って必ずしも腰痛や坐骨神経痛という症状が出るわけでもありません。病院を受診して、整骨院や整体などで施術を受けることも必要かと思いますので、そのような場合は一度相談してみると良いと思います。
葛飾区亀有にあるけやきの森整骨院では、腰椎椎間板ヘルニアで悩んでる方が多く来られています。腰痛や坐骨神経痛といった症状を病院の医師と連携して施術をさせていただいています。
もし葛飾区亀有付近で腰椎椎間板ヘルニアで困っている方が居ましたら一度当院にご相談ください。