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腰の痛み
腰痛治療を受けているのになかなか良くならない人が抱える悩み10撰
「整形外科や治療院で現在腰痛治療を受けているけれど、なかなか良くならない」
このように腰痛に悩まれている方は非常に多いです。そこで今回は腰痛に悩んでいる方が抱えているお悩み10撰をブログでお伝えしていこうと思います。少しでもあなた自身が不安に思っていることが解決できればと思っています。
腰痛治療の悩み① 病院でレントゲンを撮っても原因不明と言われた
腰痛を抱えている方で多くいらっしゃるのが、「レントゲンを撮影しても特に異常が見つからない」と言われる場合です。特に異常が無いのに腰の痛みは変わらない・・・何か原因があるはずと思いますよね?
これは、レントゲンの場合「骨」の検査を行うので骨に異常が無ければ「異常が無い」と判断されてしまうのです。だからと言ってレントゲンが必要でないかと言われればそうではありません。レントゲンで判断できるものの中でガンや内臓疾患といった命の危険性がある疾患を見つけることが出来るからです。ですから、腰痛を感じた場合に少しでも不安があるのであれば、一度整形外科を受診するようにしてみましょう。
また、「腰痛診療ガイドライン2012の診断」によると、初診時に必ずしも腰痛患者に対してレントゲンを撮らなければならないということではないとも書かれています。
腰痛治療の悩み② 痛み止めや湿布は効果的なの?
痛み止めと湿布は主に整形外科で最大の範囲内での治療となります。痛み止めや湿布には消炎鎮痛作用が含まれているので痛みに対しての治療となります。急激に痛みの出ている場合や、腰痛を感じている場合に効果的な場合があります。
ただし、痛みの治療となるのでまた繰り返し腰が痛くなる可能性が高くなります。もちろん痛み止めや湿布が悪いわけではないですが、常用することによってその痛み止めや湿布が原因となって痛みを引き起こしてしまう可能性もあるので、医師から処方された通りに服用・使用するようにしましょう。
また、『腰痛診療ガイドライン2012の治療』によると痛み止めは急性腰痛、慢性腰痛ともに効果的であるということがわかっています。
腰痛治療の悩み③ 電気治療や腰のけん引をしているけれど、良くならない
整形外科や整骨院でよくある腰痛治療となります。この場合も整形外科や整骨院において保険治療内での最大の治療となります。目的は電気治療と腰のけん引とともに腰の筋肉の治療となります。主に血流を良くするために行うので、腰その物に原因が無ければ良くなることが少なくなります。
腰のけん引は関節を広げるような効果があると表現されていることもありますが、関節自体の治療は行えません。簡単に言うと腰をけん引することによって筋肉をストレッチしている状態なのです。
また、『腰痛診療ガイドライン2012の治療』によると電気治療と牽引療法は科学的根拠に乏しいという研究結果も出ています。
腰痛治療の悩み④ 長時間同じ姿勢が続くと腰が痛い
現代ではデスクワークや車の運転の方、中腰姿勢や立ち仕事と同じ姿勢で仕事を続けやすい方が多くいます。同じ姿勢が続いた場合には、同じ部分に負担がかかっているということになります。
負担は「運動量(仕事量)×時間」で表すことが出来ますが、同じ姿勢が長時間続くとそれだけ負担が強くなるという事です。そして結果的に腰に痛みが出やすくなります。同じ動作を繰り返している場合も同様です。
例えば野球やゴルフのスイングなどの回旋動作を繰り返していると、腰が痛くなったりもしてきます。これは時間が少なかったとしても運動量が増える為疲労が蓄積されて痛みを引き起こしやすくなります。
腰痛治療の悩み⑤ 朝起き上がるときに腰が痛い
腰痛の中でも多いのが「朝の起き上がる時に腰が痛い」というケースです。睡眠中は筋肉は動かずに内臓を動かしています。その為筋肉に対しての血流が乏しくなり、内臓へ血流を回していきます。そのことによって、朝起き上がるときは筋肉に対しての血流が悪い状態となっています。
さらに朝が寒い時期の冬場などは更に痛みを引き起こしやすくなるので注意が必要です。
腰痛治療の悩み⑥ ブロック注射は腰痛に効くのか?
整形外科で行なえる治療の1つが「ブロック注射」です。このブロック注射はどのようなイメージがありますか?ブロックというくらいなので「痛みを止める」という感じではないでしょうか?
実はブロック注射を行った部分に対して「血流を良くしている」のです。血流を良くすることによって腰の痛みを軽減または改善させることが出来ます。この場合も腰自体に問題が無ければ効果的ではありません。
そして、このブロック注射自体高度な技術が必要となるので経験豊富な医師を選べると理想的です。もし、技術が無い場合は、医療ミスによって命に関わることもあるので、注意が必要です。
また、『腰痛診療ガイドライン2012の治療』によると短期的・または長期的な痛みの軽減に役立つことが分かっています。
腰痛治療の悩み⑦ コルセットは腰痛に効果的?
コルセットを用いる時には「ぎっくり腰」になってしまった時に用いると効果的です。ぎっくり腰の場合は筋肉が急激に硬くなり、引き延ばしたり捻ろうとすると鋭い痛みに襲われてきます。そのような場合にコルセットも用いて骨盤を固定して腹圧を高めることによって痛みを軽減させることが出来ます。
慢性的に腰痛を抱えている方の場合は、コルセットを外すという不安感を持っていたりする場合があります。慢性腰痛の場合はあまり効果を発揮することはありませんが、重たいものを持ち上げる場合や予防として用いる事には効果的です。
急激に痛みの出たぎっくり腰の場合は、完全に固定するような形でお腹を凹ませて(息を吸う)コルセットを締めます。症状が良くなっていくにつれて、逆にお腹を出す(息を吐く)ことで固定力を下げることが出来ます。
また、『腰痛診療ガイドライン2012の治療』によると腰痛に対しての機能改善には効果的であることがわかっています。
腰痛治療の悩み⑧ 腰を反らす時に痛い
腰を反らす動作って日常ではあまりしませんよね?この日常ではあまりしない動きに対しては、人間は必要ないと判断してしまい、良く使う部分よりも血流自体が少ない状態なのです。
特に腰を反らすと痛い場合は、腰そのももに問題のある「脊柱管狭窄症」といった場合もあれば、背中や股関節が原因となって痛みの出ていることも考えれれるので、一度腰痛の専門家に診てもらうようにしましょう。
脊柱管狭窄症の場合は、「間欠性跛行:かんけつせいはこう」といって歩き出すと足や腰に痛みやしびれが出て、座ったり前屈みになって休むと回復して、また歩き出すと症状を繰り返してしまうという特徴があります。
腰痛治療の悩み⑨ 病院で椎間板ヘルニアと診断された…手術しかないのか?
レントゲンやMRIを撮影して「椎間板ヘルニア」と診断されることがあります。ヘルニアって言われると何だか気持ちも落ち込み手術しかないのか・・・と思ってしまいますよね?ですが、手術を必要とする場合は「膀胱直腸障害」と「神経根障害」の2つがあった場合です。
膀胱直腸障害(ぼうこうちょくちょうしょうがい)とは「おしっこや便が出ない・出にくい」「頻尿や失禁」といった自分自身でコントロール出来なくなる場合です。
神経根障害は「明らかな筋力低下」がある場合です。何もないところでつまづいたり。転んでしまうことのことを言います。
主にこの2つのどちらかが当てはまらなければ、手術の適応とはなりません。
また、『腰痛診療ガイドライン2012の治療』では短期的な改善は見られるものの、2年以降の腰痛発生率に差が無いこともわかっています。
腰痛治療の悩み⑩ お風呂に入ると腰痛が楽になる
お風呂に入ると身体が温まりますよね?温まることによって、痛みを引き起こしている部分に対して血流が良くなるので楽になるケースがあります。ガンや内臓疾患を除いて、痛みのほとんどのケースが「酸欠状態」となっているのです。酸欠状態は、血液に含まれている酸素が少ないという事です。
ですから、温めると腰の痛みが楽になるというケースが増えてくるのです。ただし、お風呂から上がってしばらくすると、また腰が痛くなるというのは一時的に血流が良くなったせいで、また血流が悪くなると痛みを引き起こしてしまいます。温める代わりに身体を動かしたりして血流を保つ事が必要となります。
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