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首の痛み
首こりによる自律神経の不調を解消できるストレッチ3選【葛飾区亀有整骨院】

「最近、首こりが酷くて一日中だるさがある」
「首こりのせいなのか、めまいや吐き気を覚える事がある」
このようなお悩みを抱えている人に向けて今回の記事を書きました。2月の半ばから春になるにつれて体調を崩す人が多くなるようですが、実際にけやきの森整骨院を利用されている患者さんからも、体の不調を訴えられる方が増えてきています。そのような人に対して、首こりによる自律神経の不調を解消できるストレッチを3つほどご紹介していきます。
首こりと自律神経の関係について
首には人間が生きる上で重要な血管や神経が収まっていて、その中には自律神経も関わっています。自律神経は体の状態を正常に保つ役割がありますが、首の筋肉が固まってしまう事で自律神経の不調をきたすということが考えられています。主な症状は頭痛やめまい、吐き気、多汗、呼吸のしづらさなどが挙げられます。首は重要な部分であるのと同時に、体の不調を引き起こしやすいとも言えるのです。
首こりによる自律神経の不調を解消できるストレッチ3選
後頭下筋群のストレッチ
後頭下筋群は首の後ろにある筋肉で、頭と首を繋げています。大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つから構成されていて、首を動かすための細かな調整を行っています。また、頭を水平に保つ役割を持っていて、平衡感覚を司る内耳や、空間を視覚化する目とも関係が深いとされます。
ストレッチ方法は、イスなどに座ったまま首を真下に向けます。この時に身体は丸まらないように注意し、両手を頭の後ろに置いて前に倒すように力を加えましょう。体を丸めてしまうと一緒に背中の筋肉も伸びてしまって、効果が薄れてしまうので、必ず姿勢を正したままストレッチしてみて下さい。
胸鎖乳突筋のストレッチ
胸鎖乳突筋は首の前側にある筋肉で、首や頭を動かすための重要な役割を担っています。胸鎖乳突筋は頚神経叢と副神経の二重神経支配となっていて、そのうちの副神経は脳神経の一つです。胸鎖乳突筋が固くなっている人ほど、頭痛や首肩こりといった症状でお困りの方が多いです。デスクワークで座っている時に猫背姿勢になっている人ほど、胸鎖乳突筋が緊張していることが多いので、ストレッチが効果的です。
ストレッチ方法は座ったまま姿勢を正し、首を後ろに倒します。それから、後ろに倒した首を左右どちらかに向ける事で胸鎖乳突筋がストレッチ出来ます。首を後ろに倒す時はバランスを崩さないように背もたれのある椅子などを用意するようにしましょう。
僧帽筋のストレッチ
僧帽筋は首から肩、背中まで走行する大きな筋肉です。首や肩の動きに関係しており、首こりの起こりやすい部位として有名です。僧帽筋も胸鎖乳突筋と同じく頚神経叢と副神経の二重神経支配で、この筋肉が固くなることによって体の不調をきたすことが考えられます。
ストレッチ方法は、座ったまま首を左右どちらかに傾けます。傾けた方に顔を向けて、傾けた方の手で頭を押さえてゆっくりと倒していくと、僧帽筋のストレッチが出来ます。この時に伸ばしている方の肩が上がらないようにする事で更に効果を高められます。頭の角度も正面を向くよりも斜め下を向くように意識すると僧帽筋を効率よく伸ばすことが可能です。
まとめ
首こりと自律神経は関係が深く、筋肉の緊張が体にとって思わぬ影響を及ぼす可能性があります。今回ご紹介しました後頭下筋群、胸鎖乳突筋、僧帽筋は緊張してしまうと、呼吸のしづらさやめまい、吐き気など自律神経に関係した症状を引き起こすことがあります。もし、このような症状で日々お困りのようであれば、是非今回のストレッチを試して頂ければと思います。季節の変わり目は体の不調が出やすいので、普段の生活で食事や睡眠をしっかりと取れるようにしましょう。