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腰の痛み
骨盤の歪み
骨盤の歪みによって腰痛が引き起こされる理由3選をご紹介します【葛飾区亀有整骨院】

「腰が痛いのは骨盤が歪んでいるせい?」
「治療院で腰痛の原因が骨盤の歪みであると言われた」
このような疑問やお悩みを抱えている人に向けてこの記事を書きました。普段何気なく生活している中で、体の使い方について人それぞれ癖というものがあります。歩き方、座り方、寝相などはその人だけの癖が出やすいので、痛みも様々な部位に現れます。今回のブログでは、骨盤の歪みによって腰痛が引き起こされる理由を3つほどご紹介させて頂きます。
身体の歪みとは
基本的に人間の体は左右非対称で、目の位置や顎の位置、肩の丸まり具合、骨盤の傾き加減などに差が生まれます。理由としては遺伝や生活習慣、外傷による変形などが考えられますが、実際は歪んでいることが自然と捉えられています。身体の歪みが自然である以上、本来はその事で問題を抱える事はありません。左右の目のズレで焦点を合わせづらく目が疲れやすい、骨盤の左右のズレで腰に負担が掛かりやすいと言われていますが、人間の体は自然と歪んでいる状態に合わせて使っているので問題は無いとされています。
骨盤の歪みによって腰痛が引き起こされる理由3選をご紹介します
腰痛には様々な原因が考えれますが、骨盤の歪みもその一つです。厳密には骨盤の歪み自体が腰痛を引き起こしているわけではありませんが、体の使い方が変わるため、筋肉や関節へ掛かる負担が増えます。
反り腰
背骨は本来真っすぐではなくS字を描く様にカーブしています。この構造は背骨に掛かる負担を軽減するスプリングの役割をしていて、頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯とそれぞれ湾曲しています。しかし、反り腰は腰椎の前弯が更に強くなってしまっていることを指しています。この状態では骨盤が前傾してしまい、股関節の前方の筋肉が固くなってしまう事で上手く姿勢を支えられなくなり、腰痛を引き起こしやすくなります。反り腰が続くと前かがみの姿勢になってしまい、その状態を直そうと更に体を反らせるために腰への負担が増してしまいますので、腰よりも股関節の前面を伸ばすように意識しましょう。
内股
内股は女性に多く、立っている時につま先が内側を向いてしまっている状態で、お尻の筋肉が上手く使えなくなってしまっています。特に日本の女性は幼い頃から座る時などは足を閉じるように教わるため、大人になってから内股によって様々な問題が起りやすくなっていると言われています。股関節前面の筋肉が常に緊張する事で、前述した反り腰にもなりやすく、それが元となって腰痛を引き起こします。足を伸ばして仰向けに寝た際に、つま先が内側に向いている場合は内股である可能性が高いので、つま先を外側に向けるように意識してみましょう。
片足重心
長時間同じ姿勢で立っていると足腰の筋肉に疲労が溜まり、片足どちらかに重心を預けて立つようになりやすいです。その結果、片足重心が癖となって骨盤の歪みを引き起こします。片足重心になっている事で腰痛が起こるというわけではありませんが、片足の筋肉に偏って負担が掛かるため、片側の足腰に痛みが出現しやすいと考えられています。片足重心であることは特に悪いことではありませんので、負担が掛かっている股関節や足首をストレッチすることで血行が良くなり、痛みの予防となります。
まとめ
結論から言いますと、骨盤が歪んでいるだけで腰痛が出現するわけではありません。人間の身体は生活している中で自然と歪んでいきますので、その状態にも対応するように私たちの身体は出来ています。腰痛などの痛みが出てしまう原因は、本来動かすべき部分の筋肉や関節が硬くなってしまう事で、血行不良を引き起こして痛みとして現れているのです。腰痛は日常生活の中に痛みの原因が隠されていることが多いですので、姿勢を意識する事やストレッチなどのセルフケアによってある程度の改善が見込めます。