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腰の痛み骨盤矯正
腰痛ストレッチで骨盤矯正を行う3つの方法について解説

腰痛と言えば、ぎっくり腰や腰椎椎間板ヘルニアなど多くの疾患が浮かんできます。
日本人で腰痛を患っている人は想像以上に多く、日本人口の約半数以上と言われています。それだけ腰痛を抱える人が増えてしまったのは、やはりインターネットが普及したことによるパソコンやスマホの操作が原因と考えられているようです。
日頃から腰痛を訴える人が多くなってきた最近では、整骨院や整体院、リラクゼーションルームの普及してきており、店舗数も今ではかなりのものとなりました。腰痛の症状でこう言った治療院に通院している人もいるかもしれませんが、今回のブログでは腰痛の為にストレッチを行うことで骨盤の歪みを正せる方法を3つほどご紹介していきます!
骨盤矯正と腰痛の関係について
骨盤矯正は最近の健康ブームによって一躍有名になった施術ですね。猫背などの背骨の歪みを元に戻したり、産後の緩んだ骨盤を引き締めたりと、体の不調に対して大変効果のある施術方法になります。腰痛についても骨盤とは非常に関係が深く、歪んだ姿勢や筋肉の過度な緊張が腰に悪影響を及ぼして痛みに繋がってしまっています。
腰痛を引き起こす疾患は沢山ありますが、大元を辿っていくと背骨や骨盤の歪みが原因となっている可能性が高いです!
特に現代人は長時間のデスクワークやスマホ操作によって同じ姿勢を強いられることが多くなっていて、慢性的な運動不足を抱えている人が多いです。そんな生活を送っている以上、腰痛と体の歪みは目に見えないところで作用しあっているワケです。
ぎっくり腰
ぎっくり腰は、急性腰痛とも言われていて重い荷物を持ち上げたときや急な体の動きによって引き起こされる外傷になります。日常的に気を付ける必要があるとは言え、比較的起こる可能性が高いです。ぎっくり腰は筋肉や関節の動きが急に起こることによる炎症と言われていますが、そもそも筋肉や関節が柔らかい、または体の使い方が上手い人はなりにくいとされます。確かに荷物を持ったり、急に動いたりなどの原因がありますが、元々の体に問題があった可能性が高いです。その問題というのが体の歪みになります!
腰椎椎間板ヘルニア
ヘルニアは”飛び出す”という意味を持っていて、腰椎の間にある椎間板(クッションの役割を持つ。)と呼ばれる軟部組織が何らかの原因で後ろに飛び出てしまい、脊髄を圧迫することで腰痛や足の痺れを起こす疾患になります。
ヘルニアが起きてしまう原因というのは、ぎっくり腰と同じく重い荷物を持ったりなどの腰椎への負担であり、背骨の歪みが椎間板に影響を与えている可能性も考えられるのです。
腰椎分離症・脊柱管狭窄症
腰椎分離症は10代の子供に多い疾患で、スポーツなどで体を回旋するような動作が多い場合に起こりやすいです。腰椎が何度も回旋されることで亀裂が走り、腰痛を起こします。一度の動作でなる確率は低く、ストレッチなどの柔軟や疲労回復が十分に出来ていないことで筋肉や関節が固くなって起こってしまうとされています。
脊柱管狭窄症はおもに高齢の人に多く、骨密度の低下や筋肉の衰えによって脊髄の通る脊柱管が狭まってしまう疾患です。歩いている時に痺れが強くなり、長時間の歩行が困難になる”間欠性歩行”が特徴です。体をかがめていると楽になりますが、元々の背骨に歪みが起こってしまっている為、姿勢を伸ばすと余計に症状が悪化する恐れがあります。
腰痛の為のストレッチ3選
背筋ストレッチ
背筋ストレッチは思っている以上に奥が深く、背中側の筋肉が多い事から非常に効果が高いです。背筋とは言っても筋肉自体は首から腰までの広い範囲を指しています。特に腰には多裂筋(背骨に沿って付着する筋肉)、腸肋筋(骨盤から肋骨に付着する筋肉)、最長筋(骨盤から首まで付着する筋肉)、腰方形筋(骨盤から第12肋骨に付着する筋肉)によって構成されています。これらをストレッチすることで、背骨や骨盤の歪みを解消できます。
やり方は、床やマットに四つん這いになり上半身は両肘で支えます。足は膝を付ける形で、肩幅程に広げます。そこから体を折り畳むようにお顔をへそに近づけるように丸めます。頭のてっぺんや後頭部が床に付けるように丸めると背中の筋肉が上手くストレッチされるのでお試しください。
腹筋ストレッチ
体の前面は背骨が無いため、丸まりやすく脂肪も蓄積しやすい傾向にあります。腹筋には内臓の保護や呼吸を行う筋肉としての働きが大きいですが、お腹に力を入れることで姿勢を正す役割もあるのでストレッチの効果は期待できます。シックスパックで特徴的な腹直筋、背中側から脇腹を覆うように付着する腹斜筋、腹横筋があります。
やり方は、床やマットにうつ伏せに寝た状態で、上半身を上に反らします。支える腕を出来るだけ自分の体の近くに置くようにして、胸を張り、頭を天井に向けることで体前面の筋肉(主に腹筋)がストレッチ出来ます。腰痛持ちの人は腰を反らすと痛みが出るかもしれないですが、痛みが出ない程度に反らしてから、しっかり深呼吸してゆっくり伸ばすようにしてみましょう。
殿筋ストレッチ
殿筋はいわゆるお尻の筋肉で、骨盤に付着しているので腰とは無関係に思われがちですが、姿勢を支える上では非常に重要な役割を持っています。股関節の動きでは足を開いたリ、閉じたりする作用を持っていて、さらに姿勢を正すときに必要な筋肉になります。大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋などが殿筋として重要になります。
やり方は、床やマットに仰向けに寝た状態で、両膝を立てて伸ばしたい足を片方の立てた足に置きます。そのまま両腕で立てた方の足を体に近づけるように伸ばしていくと殿筋が伸びるはずです。伸ばしている側の足裏が真横を向くようにして、あまり無理はしないようにストレッチすることが大事です。
まとめ
腰痛と体の歪みはとても深い関係にあります。これだけ骨盤矯正が有名になってきた近頃は、姿勢の歪みが体の痛みの原因となり得るからであって、それだけ腰痛とは色々な原因が考えられます。痛みについても筋肉や関節で起こっているとは言い切れず、病気も疑われますので、どんな生活習慣でどういった動作が日頃から多いのかが腰痛を改善する上で重要になってきます。今回のストレッチ方法は、筋肉の柔軟性を高めることによって、関節の動きを良くすることで矯正施術と同等と言えるほどの効果が得られますので、まずは参考にしてもらえればと思います!