【痛みとしびれの違い】何故症状が出るのかを簡単解説
2022.01.04

こんにちは、けやきの森整骨院、院長の池淵です。
「痛みやしびれがなぜ出るのか?」「どうしたら痛みやしびれは治るのか?」
このような疑問はないですか?
このブログを最後までご覧いただくと、痛みや痺れがなぜ出るのか?どうやったら痛みやしびれをなくすことが出来るのか?また、どのような方法が良いのかを理解することが出来ますので、是非最後までご覧いただければと思います。
痛みやしびれを簡潔に伝えると
ビリビリ痛い、ズキズキ痛い・しびれるといったお悩みを抱えている方は多いですが、何故そのようになってしまうのかというと、「血流が悪くなっている」ということで起こります。
例えば、マスクをしていると苦しくなりますよね?
人間には色んな組織がありますが、痛みを感じる部分が酸欠となって痛みが脳へ伝わるんです。
なので、整形外科や整骨院に通院すると、慢性痛の場合は「温めましょう」「運動しましょう」ということをアドバイスされることも多いですが、実は血流を良くするための方法なのです。
治療法も血流を良くするための方法になります。ブロック注射や痛み止めといった病院で行うものや、電気治療や鍼治療、マッサージなどの整骨院や鍼灸院で行うものもそうです。
より詳しく知りたいという方は続きをご覧ください。
こんな経験はありませんか?
痛みやしびれを抱えていて、過去に病院や整骨院、整体院などを受診したときにこんなことを言われたりしていませんか?
- ・神経が圧迫されて痛みやしびれが出ています
- ・軟骨がすり減っているからです
- ・筋力が落ちているせいです など
最もそうな答えに聞こえてしまいそうですが、これらは全て間違っています。それはなぜなのかを詳しくお伝えしていきますね。
痛みや痺れは何故起きるのか?
結論からお伝えしますが、痛みやしびれは血流が悪くなって症状を引き起こしています。
人は色んな要因が重なって血管が閉じてしまい筋肉を硬くさせてしまうことで痛みやしびれが出てきます。
- ・日々の負担の蓄積
- ・ストレス
思い当たることが重なり、負担となっていることもあれば、知らず知らずのうちに身体にとって悪影響となっていることも考えられます。
例えば、運動やストレッチをして痛みやしびれが良くなる人は、血管が開いた状態となって、その状態が継続することで症状が解消されていきますが、何らかの原因によってまた血管が閉じてしまえば、運動をしたとしても痛みやしびれの症状が出てしまうことも考えらえます。
2つの神経が関係している
これは自律神経の交感神経と体性神経という2つの神経が関係してきますが、交感神経が活発になって血管が閉じることによって血流は悪くなります。
また、体性神経は刺激から身体を守ろうとする神経でもあるので、例えば「痛い」という刺激や運動しても痛みやしびれが治らないという心理状態によって、筋肉が硬くなってしまうこともあります。
症状が軽症から中程度では、運動をした方がいいですが、運動して血管が開いたとしても日常からの負担が蓄積した結果、血管が閉じてしまったら運動をしても症状を繰り返してしまう結果となります。
痛みを感じる3つのセンサー
人間には痛みを感じるセンサーがありますが、これは火災報知機のような役割をしているので、この部分が酸欠状態となることで痛みやしびれが出てきます。
よく考えて頂きたいのですが、生きている限りどんな動物でも呼吸が出来なければ活動出来ませんよね?
痛みやしびれはこの痛みのセンサーが呼吸していない、つまり酸素となる血液が乏しい状態ということです。
では、どのようなものが当てはまるのかをお伝えします。
痛みセンサー①真皮
痛みやしびれが体表面に出ている場合がありますが、それは皮膚神経が関係している可能性があります。
皮膚神経というものは、感覚のみを司る神経なので動作には差支えなく、痛みやしびれの感覚のみ起こるものになります。
動作によって起こる痛みやしびれとは違うので、何かの病気なのかな?内臓の病気が関係しているのかな?と心配する人も多いですが、このような場合は運動によって悪化することも無ければ、緩和もしないことも多いので、そう感じるのも無理ないかもしれません。
この皮膚神経が痛みを感じている場合は、真皮と言われる組織が反応していますが、この部分が酸欠を察知することで脳へ痛みやしびれを感じている信号を送り出します。
皮膚は、表面から、表皮、真皮、皮下組織と3層に分かれていますが、真皮には痛みを感じるセンサーが集結しているので、表皮をいくら擦ったり、こすったりしても痛みを感じることはありません。
この真皮という部分は、擦り傷を負ってしまった場合などに赤い肉のような部分が見えることがありますが、その部分が真皮です。消毒をする際に物凄く痛みや染みるという感覚があるかもしれませんが、表面を消毒する場合はそのようなものは感じませんよね?
痛みセンサー②筋膜
筋肉が付いている部分を知ることも大事ですが、、筋肉の層はどうなっているのか?ということが最も重要です。
実は、筋肉自体に痛みを感じるセンサーはありませんが、筋膜には痛みを感じるセンサーが存在しています。一般的には、コリという表現を使うことが多いですが、筋膜が関係しています。
この筋膜が酸欠を察知することで脳へ痛みやしびれを感じる信号を送り出します。
筋膜は、表皮、真皮、皮下組織という3層からなる組織の皮下組織という部分に存在しています。
この筋膜は、浅層筋膜と深層筋膜に分かれますが、もちろんこの組織の間にも血管が通っています。
この間に血液が充分に送り出されている状態だと、組織と組織の間に滑走性が生まれるので、筋肉が上手く伸び縮みするので痛みやしびれは出てきません。
その反対で、組織と組織の間に十分な血液、つまり酸素が少ない状態だと、短縮性の収縮という状態となり、筋肉は硬くなり血管を圧迫させてしまいます。
痛みのセンサー③関節包
関節包ですが、関節を包んでいる膜で、関節包が固まることで関節痛などが起こることが多くなります。
関節痛で多いですが、関節そのものや軟骨が原因と思われがちですが、この関節包への血流が悪くなってしまうため痛みやしびれが起きてきます。
痛みを感じる組織は、全て血管(血液)が通っているものになりますが、鶏の軟骨は白いですよね?白いということは、血液は循環してないので、痛みを感じるセンサーはないということになります。
痛みやしびれは神経は正常
痛みやしびれというものは、神経は正常な状態です。
よくある話ですが、説明を受ける際に「神経が圧迫されて痛みが出ています」と言われることもありますが、実は神経には痛みを感じるセンサーはありません。
なので、絞拘性(こうやくせい)という表現をすることが多いので、筋膜などの組織が硬くなることによって、神経の滑りが無くなって、周りの組織が酸欠となっている証拠です。
おそらく分かりやすく説明をする為に用いているのではないかと思いますが、もしも神経が圧迫されていたとしたら、麻痺という症状が起こります。
これは神経症状なので、思うように足が動かせない、明らかな筋力低下というものが起こります。
このような場合は、整骨院や整体院という機関では対応不可なので、早急に病院を受診するようにしましょう。
また、腰や膝、足など部位に関係なく、痛みやしびれ必ず改善しますので、もしも神経が圧迫されて痛みやしびれが出ていますと説明されても安心してください。