似ているようで全く違う!?整形外科と整骨院(接骨院)の違いとは
2022.05.19
「整形外科と整骨院の違いはどんな所があるのか?どちらに行けばいいのかを調べている」
「整形外科と整骨院に通うメリットとデメリットがあるなら教えて欲しい」
このブログでは、整形外科と整骨院の違いやどちらに行こうか迷っているあなたに向けて記事を書きました。
整形外科と整骨院の違いは?
このブログをご覧いただいているあなたは、「痛みやしびれがあるけれど、整形外科(病院)か整骨院に行くべきかどちらがいいのかな?」と悩んでいるのではないでしょうか?
もの凄く簡単に言うと、「診断が出来る・出来ない」の違いです。診断行為は医師のみ許されているものになるので、整骨院でレントゲンを撮影することやエコー(超音波)画像で「ココが原因です」とは言えません。
画像で診断するのは整形外科(病院)であって、整骨院では症状や動作分析を行って症状の把握をしていきます。
もちろん場合によっては整形外科の方が良い場合もあれば、整骨院の方が良い場合もあるので、その辺りを詳しく解説していきます。
整形外科のメリット・デメリット
メリット
- 画像診断(レントゲン・MRI・CT)などの検査により内臓疾患や肉眼では把握できない疾患が確認できる
- 痛み止めや湿布は、病院に通っていない間も「治療中」ということなので、痛みやしびれが出てどうしようもない時に有効
- 手術が必要な場合は、手術が出来る
- 健康保険が適用されるので比較的安価に抑えられる
- 整形外科の施設でリハビリ(物理療法・運動療法・機能回復訓練)が行なえる
デメリット
- 整形外科は利用者数が多いので待ち時間が長い
- 医師がリハビリに付き添う事はなく時間も、リハビリ出来る範囲も限りがある
- 保険治療と自費治療を同日に受けることが出来ない
- 手術を勧められた場合でも、保存治療で治るケースも多い
- 痛み止めや注射は急性期(負傷日から3日)までは効果的だが、慢性痛には効果が低い
整骨院のメリット・デメリット
メリット
- 予約制の所が多く待ち時間が少ないケースが多い
- 1人1人しっかり施術をする時間が確保できる
- 怪我の処置(捻挫・打撲・肉離れ)や慢性的な症状も得意としている
- 電気治療や筋膜リリースなどの物理療法を受けることが出来る
- 自費施術であれば、ケガした部分だけではなく痛みが出た原因部分にも施術をすることができる
デメリット
- 画像診断が出来ないので、万が一骨折や脱臼、または腱断裂が起きている場合は見逃してしまうケースもある
- 整骨院で適用外の場合は、病院を紹介されて二の足を踏むことになる
- 薬や痛み止めは処方する事が出来ない
- 健康保険を利用できても、期間に制限がある
- 整骨院と言っても、特徴が異なるので自分に見合った整骨院が見つかるまで大変
- 保険組合から「照会状」が届き、整骨院側が言っていることと、患者さんが言っていることが合っているのか?書類が届き、提出する事が面倒
整形外科と整骨院を上手に併用しましょう。
症状の度合いにもよりますが、整形外科でしっかりとした診断を受けて整骨院を利用する事が私はいいと思っています。
例えば、足のしびれを訴えていた場合に「坐骨神経痛」ということは把握できますが、それが何によって出ているのかは分からないケースもあります。それは画像検査によって発見できることもありますし、見つからない場合は病気ではないという判断となります。
「腰椎椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「変形性膝関節症」など、構造的な問題が起こっていたとしても、必ずしも痛みやしびれを引き起こすとは言い切れません。
また、整形外科は一人一人に時間をかけることが困難なので、そのような部分を整骨院で補うことが出来ると考えています。
病院でしか出来ないことは『診断』と「薬の処方」です。この2つを上手く使いつつ、整骨院を利用する事で症状が改善していくスピードも上がりやすくなります。
ですから、整形外科に行こうか?整骨院に行こうか?迷っている方は、まずは整形外科を受診して併用して利用していく事をオススメしています。
まとめ
いかがでしたか?まずは整形外科と整骨院のどちらに行ったらいいのか?迷ってしまったら、最初は整形外科に行って診断を受けましょう。
しかし必ずしも診断通りに構造的な問題によって必ず痛みやしびれが出るとも限らないので、そのような場合は筋肉や関節に対してのアプローチが得意な整骨院を利用するといいと思います。
葛飾区亀有にあるけやきの森整骨院ではケガであれば「捻挫・肉離れ」を、慢性痛であれば「腰痛と膝痛」を得意としています。
もしあなたがこのような症状でお困りでしたら一度ご相談ください。