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腰の痛み
左腰・右腰の痛みは何科に行く?内臓が原因の腰痛を放置しないで!
「ひょっとしたら、私の腰痛は内臓の病気なんじゃないかと不安になっている」
「筋肉や関節と内臓の腰痛の違いや特徴などを知っておきたい」
今回のブログはこのような悩みを抱えているあなたの為に記事を書きました。
腰痛を放置しない為に
腰痛はレントゲンやMRIに写るもの、写らない腰痛もあり沢山の種類があります。中には画像検査を行ったことで内臓や病気が原因で腰痛が起こっている可能性もあるのです。
そこで、単なる腰痛と放置しない為に内臓や病気が原因となって起こっている腰痛についてお話ししていきます。
内臓が原因となる腰痛の特徴
筋肉や関節が原因となる脊椎に関係する腰痛だけではなく、内臓の病気が引き金となって腰痛を引き起こすことも考えれます。主に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった腰痛や筋筋膜性腰痛などの場合は、ある一定の動きをしたり負担や体重をかけた時に痛みを感じるのが特徴です。しかし、内臓の病気が原因となっている場合では、
・安静にして寝ていても腰が痛い
・動作に関係なく腰が痛い
といった特徴があります。このような特徴に当てはまった場合は一度、医療機関を受診するようにしましょう。
内臓の病気で考えられる腰痛は?
腰痛を引き起こす内臓の病気は以下の通りです。
循環器の病気で起こる腰痛
閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤、腹部大動脈解離
泌尿器の病気で起こる腰痛
腎結石、尿路結石、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺肥大症、泌尿器系のガン
消化器系の病気で起こる腰痛
胃・十二指腸潰瘍、すい炎、胆石、胆のう炎、胆管炎、肝炎、消化器系のガン
婦人科系の病気で起こる腰痛
月経困難症、子宮筋腫、卵巣炎、卵巣嚢腫、子宮ガン、卵巣ガン
これらの病気に加えて、場合によっては発熱や腹痛といった症状も一緒に出ることがあります。まず既往歴や現病歴で当てはまる場合は、一度内臓の病気を疑ってみましょう。
内臓の病気が原因の腰痛で左側・右側に出た場合は?
内臓の病気が原因となって腰痛が左側に出た場合は「すい炎、すいガン、左の腎結石」、右側に出た場合は「肝臓疾患、十二指腸潰瘍、右の腎結石」が疑われます。
すい臓は、三大栄養素の「炭水化物・タンパク質・脂質」を分解する消化酵素(インスリン)を分泌させますが、臓器内の細胞が破壊されるとすい臓がんと成り、背中に痛みが起こります。
十二指腸潰瘍の場合は「空腹時」に腰が痛くなることが特徴です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の場合は食事と関連していることが特徴です。
基本的には内臓の病気はマッサージを受けたとしても改善はしません。ガンではなく、内臓の炎症が原因となっていれば食事は暖かいものを摂り、暴飲暴食は控えるといった日常生活の工夫が必要となってきます。
内臓の病気が原因の腰痛で一番多いのは腎臓・泌尿器
腎臓は血液をろ過する働きがありますが、そんな腎臓に異常が診られた場合は腰痛以外に以下の症状が現れます。
・排尿時の違和感、血尿
・トイレが近くなる
・食欲不振
・発熱
といった症状を引き起こします。また、腎臓のなかでも腎結石(尿路結石)は激痛を引き起こし、腎盂腎炎の場合は高熱・腹痛が出ることが特徴です。
内臓が原因の腰痛はどの病院?何科に行けばいい?
基本的には「整形外科」を受診する事をオススメします。レントゲンでも内臓の病気が見つかる可能性もあるので、まずは詳しい検査を整形外科で受けるようにしましょう。また、大学病院などの総合病院などでは複数の科が集結しているので、その後は内科や循環器科といった専門の病院を紹介してくれると思われます。
内臓の病気が腰痛をセルフチェック
もしもあなたが内臓の病気が腰痛に繋がっているのか心配であれば以下のチェックを行ってみて下さい。腰痛に加えてどれに当てはまるのか見てみましょう。
血尿、排尿の違和感、夜トイレに起きる
腎臓・泌尿器疾患の可能性あり
食事を摂ることで腰痛が悪化する
すい臓疾患の可能性あり
痛みが出始めた時間が正確にわかる
血管疾患の可能性あり
発汗・発熱
感染症(婦人科疾患・泌尿器疾患)
息切れ、脈が100以上上がる
心臓疾患の可能性あり
不正出血、無月経、月経過多
婦人科系疾患の可能性あり
あくまでもこれは可能性なので、心配であれば一度検査をオススメします。
まとめ
内臓疾患が原因となる腰痛の場合は、整骨院では対応できないので病院に行くようにしましょう。もし整骨院に来られた場合に内臓疾患が疑われた場合は、かかりつけ医もしくは近くの整形外科を照会いたします。
また、内臓の機能が一時的に弱っている場合であれば睡眠をいつもよりも多くとったり、するだけでも腰痛が回復する例もあります。
病院で検査をしても内臓の値に異常が見られない・・・そんな時でも内臓の疲労によって機能が低下している可能性も考えられるので一度試してみましょう。