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膝の痛み
変形性膝関節症
女性に多い変形性膝関節症の原因3つとは!?
年齢を重ねていくと、体のどこかしらに痛みを感じる事が増えていきます。その中でも膝の問題は女性が抱えている割合が多く、歩く時や階段の昇り降りが苦に感じる人が後を絶ちません。「軟骨がすり減っている。」、「膝の筋肉が衰えている。」など言われていますが、どうして膝に痛みが出てしまうのか詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか?今回のブログでは女性に多いと言われる変形性膝関節症の原因について3つほど解説も含めて説明して行きます!
変形性膝関節症とは?
膝への過度な負担により膝が変形してしまう。
変形性膝関節症という言葉は聞いたことのある人が多いと思います。膝関節は日頃から体重や重力による負荷が掛かるため関節内にある半月板と呼ばれる軟部組織によって負荷を和らげています。高齢になるほど筋肉の衰えや姿勢の歪みが目立つようになり、それが膝への負担を増やしてしまうのです。摩耗した半月板は修復しないため、すり減ってしまい関節内で炎症が続くことで変形が起こります。変形してしまった関節では膝が伸ばせなくなったり、痛みによって歩くことも困難になる場合があります。
変形性膝関節症は女性に多い。
膝の痛みを訴える方のほとんどは女性で、男女の割合としては1:4ほどで圧倒的に女性が多いです。これはホルモンバランスや遺伝によるもの、関節や靭帯の弾力性の低下が著しいからと考えられています。高齢になるにつれて膝の痛みが出やすいというのも、膝への過度な負担の他に筋力低下が挙げられます。筋肉の発達には男性ホルモンが関係しており、女性では分泌量が少ないことで膝関節を支えられるだけの筋力が維持できずに負担が掛かりやすいのです!
女性に多い変形性膝関節症の原因3つとは!?
肥満や体の歪み
膝関節には体重の2~3倍の負荷が平地を歩いている時に掛かります。更に階段の上り下りでは体重の6~7倍の負荷が掛かっているのです!勿論、体重が増すことで膝に掛かる負担は更に大きくなります。日頃から歩いていると膝への負担は蓄積して行ってしまい、炎症が慢性化することで変形性膝関節症になりやすくなります。肥満だけでなく体の歪みによっても膝への負担は大きくなります。体の歪みとはストレートネックや猫背など背骨が歪むことで重心が崩れてしまい、それが膝の痛みに繋がります。体の歪みが強くなると膝だけでなく体全体に問題が起きてしまうため、可能な限り早急に改善する必要がありますよ。
体の使い方による膝への過度な負荷
体の使い方とは普段の日常生活を送っている上での運動の癖です。人間誰しも全く同じ生活を送っているわけではありません。座り姿勢が長い、力仕事をするなどその人によってライフスタイルが異なります。そこで目立ってくるのが運動の癖になります。例えば座っている時の姿勢や荷物を持つ時の体の使い方など、当たり前のように行っているようで体にとっては非常に負担を強いている場合があります。変形性膝関節症になりやすい方も生活習慣を聞いていると、ご自身が思っている以上に膝に負荷を掛ける体の使い方になっている事が多いのです。
膝関節の負傷
膝への直接的な負傷は、後になってから変形性膝関節症に陥る可能性があります。若いころから体を積極的に動かしている人とそうでない人で膝の損傷度合いにはかなり違いがあり、軟骨の状態や関節の強度に差が出てしまいます。過去にスポーツ経験が長かった人ほど膝の痛みを訴えやすいというデータもあるようで、膝関節の負傷や消耗が変形性膝関節症の原因になってしまうのです。しかし、先に紹介したように運動していない人でも膝の痛みが出現することもあるため、やはり生活環境によるものであるとも言えますね。
まとめ
変形性膝関節症は男女比では特に女性に多く、理由としてホルモンバランスや筋肉の付きやすさにあります。膝関節には体重の2〜3倍の負荷が歩いている時でも掛かってしまう為、関節内にある半月板と呼ばれる軟骨がすり減ってしまい、炎症によって膝の痛みに繋がります。それだけ負担の掛かりやすい膝関節ですが、一番の原因としては普段の生活習慣による体の使い方にあると言えます。人それぞれ体の使い方には癖があり、運動量も変わるため膝に掛かる負担も違いがあります。まずは膝の痛みがどんな所から起きているのか、ご自身の生活習慣を見直してみてみると、意外と思い当たることがあるのでは無いでしょうか?