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成長痛に効果的な対処法について3つご紹介
「近頃、子供が膝の痛みを訴えている。」「ケガをしたわけでは無いのに、ずっと足の痛みが続いている。」このような症状でお困りのお子さんを持つ方に向けてこの記事を書きました。成長痛は中学生〜高校生などの成長期の子供に起こりやすい足回りの痛みを指します。スポーツなどで体を動かす機会が多くなる年頃ですので、成長痛か怪我で悩んでいるのか判断しづらいですよね?筋肉や関節、骨が次第に完成していく時期なので、その分、運動量によっては様々な影響が起きてしまうのです。
成長痛が起こりやすい場所としては膝や踵、肘など負担の掛かりやすい関節が挙げられます。今回のブログでは、成長痛に効果的な対処法を3つをご紹介していこうと思います。
成長痛の種類について
成長痛と聞くと、子供の成長の証としてあまり深く考える人はいないのですが、だからと言ってそのままにしていいものでも無いのです!成長痛は先ほど説明した通り、膝や踵、肘に起こりやすいですが、裏を返せばそれだけ負担の掛かっている場所と言えます。
オスグットシュラッダー病
膝に起こる成長痛の一つで、部位は脛骨にある脛骨粗面と呼ばれる部分です。この部分には大腿四頭筋と呼ばれる太腿前側の大きな筋肉が付着する場所で、膝の屈伸やランニングを過度に行う子供に起こりやすい成長痛です。
そもそも成長痛は、別名として骨端症と呼ばれていて、骨が未発達の子供にのみ起こる疾患です。ほとんどのスポーツは膝に強い負担を掛けるので、オスグットになりやすく、そして成長痛というもの中では非常に有名と言えますね。
セーバー病
セーバー病は成長痛を引き起こす骨端症の一つで、踵に起こるものを言います。踵にはアキレス腱という人体の中で最も太い腱が付いていて、筋肉の収縮によって引っ張られることで踵の骨に炎症を起こします。ジャンプ動作などの激しい運動によって起こりやすいため、体のケアやストレッチが重要になります。
パンナー病
パンナー病は肘の近くにある上腕骨小頭と呼ばれる部位に起こる骨端症です。あまり聞きなれないものですが、実は野球などボールを投げたり、物を抱えて運ぶような動作を繰り返すことで起こる確率が高まります。人間の肩は物を投げる事が出来るので可動域が広く、筋肉も発達しています。しかし、骨が未熟な子供が過度に使いすぎると、腕の筋肉にまで負担が掛かってしまい、それがこの骨端症を引き起こします。
成長痛の改善方法3選!!
成長痛は、骨が未発達のために強度が低く、筋肉の収縮力が立て続けに起こると付着部に負荷が掛かり炎症を起こします。つまり、激しい運動を日頃から行う子供にこそ起こる可能性がある疾患です。まずは体にかかる負担を可能な限り減らすことが重要になります。
ストレッチ
筋肉が大きければ大きいほど力が強いため、腕や足の筋肉に特に成長痛は起こりやすいです。筋肉は使うほど強くなりますが、しっかり休息しないと血流が悪くなって緊張してしまいます。緊張した筋肉は収縮する力が弱くなるので、体を動かした際に余計に付着部に負担が掛かりやすくなってしまいます。
運動をした後は、痛みが出ている部分もそうですが、周辺の筋肉も同じようにストレッチをすることでケアをする事ができます。
マッサージ
マッサージは緊張した筋肉を刺激することによって血流を良くし、収縮を助ける効果があります。自分で痛みがある周りの筋肉を揉みほぐしたり、マッサージを受けれるお店に足を運んでみるのが良いですよ!入浴をした後は更に血流が良くなっているので、マッサージをする事で、成長痛を起こしている患部の緊張を緩められるのでオススメです。
休息、睡眠をしっかりと取る
睡眠は体の疲労を取り除くと共に、損傷した箇所を修復する自己回復力が上がります。体が成長することは非常に喜ばしい事ですので、痛みがあるならきちんと睡眠を取ったり、体を休ませてあげることが重要です。部活などで中々休みづらい事もあるかもしれませんが、痛みの出る動作を控えて、他の筋肉を鍛える、他のパフォーマンスに目を向けてみるのも体と同時に精神的な成長を促します。
まとめ
成長痛は別名“骨端症“と呼ばれ、小児はまだ骨が完全に出来ておらず、骨の端々に軟骨が含まれています。この軟骨は筋肉の収縮を完全にサポートするにはまだ完成していないので、運動を激しく行ったり、長時間体を動かし続ける習慣があることあると、筋肉の付着部で炎症を起こし、それが成長痛と言われています。改善方法としては、筋肉の緊張を緩めるようにストレッチやマッサージを行ったり、しっかりと休息を取ることでいたみを改善できますので、ぜひお試しくださいね!