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腱鞘炎
手首の腱鞘炎で特に気になる症状3選を現役柔道整復師が解説していきます【葛飾区亀有整骨院】

「出産を終えてから手首が動かしづらい」
「手首が痛くてパソコン操作がしづらい」
このようなお悩みを抱えている人に向けて記事を書きました。腱鞘炎の原因は様々で男女関係なく発症します。生活環境や仕事による手の使い過ぎが最も多い原因の一つですが、中には疾患によって腱鞘炎を引き起こすこともあります。今回のブログでは手首の腱鞘炎で特に気になる症状を3つに分けて解説していきます。
腱鞘炎とは
腱鞘炎はドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)と呼ばれる、親指にある腱が炎症を起こすことで痛みが出てしまう病名が一般的ですが、実は炎症が起こった腱の部位によって病名が異なるため、それらをまとめて腱鞘炎と呼んでいます。手首から先には指を動かすための腱が走行していて、それが指を曲げた時に浮き上がらないように腱鞘があります。指を動かすたびに腱鞘の中を腱が行き来するのですが、それが頻繁に続いたり、他の理由で腱に炎症が起こることで痛みが出現します。
手首の腱鞘炎で特に気になる症状3選を現役柔道整復師が解説していきます
けやきの森整骨院に来られる腱鞘炎の患者さんで最も多いのは産後のママさんです。ホルモンバランスの関係で手先の腱が肥厚してしまい、指をあまり普段から動かしていない方でも腱鞘炎になりやすくなってしまいます。育児やお仕事では必ずと言っていいほど指先を使いますので、症状が中々治りづらいです。そこで、手首の腱鞘炎で気になる症状を改善策も含めて解説していきます。
指が痛くて動かしにくい
腱鞘炎で悩んでいる方のほとんどは、指を動かすときの痛みがあり、動かしにくくなってしまう症状を訴えられます。指を動かす時に腱鞘の中を通る腱が肥厚して擦れてしまうために起こっているので、炎症が治まるまではどうしても痛みが続いてしまいます。病院では痛みのある部分に鎮痛剤を注射したり、飲み薬によって経過を見ますが、整骨院では痛みのある指や手首では無く、腱を動かしている前腕部分の筋肉を手技療法によって緩めたり、電気療法、テーピングを行って回復増進を目指しています。
スマホ・パソコン操作による手首の痛み
現代においてスマホとパソコンほど指先、手首を使う作業はありません。毎日の中でスマホやパソコンを触らないという方は今は少なく、どんな人でも腱鞘炎になりやすいと言われています。親指と比べて人差し指から小指までの4本の指は、関節が一つ多いため腱が走行する距離が長く動きも複雑になるので腱の炎症が起こりやすくなります。手を握る、物をつかむと言った動作で痛みが出現し、日頃から行う動作だからこそ治りも遅くなりがちです。炎症が起きている時に温めたり、マッサージをしてしまうと痛みが悪化するおそれがありますので、可能な限りの安静をし、痛みが少しでも和らいでから前腕から手先までマッサージ、ストレッチをすることで痛みの改善に繋がります。
バネ指
ばね指は腱鞘炎が悪化した状態と一般的に言われていて、肥厚した腱が腱鞘を通る際に引っ掛かってしまい、思うように指の曲げ伸ばしが出来なくなる状態です。最初の内は痛みがあったりすることで指を使わないように安静にするのが良いですが、痛みが引いた後は腱が太くなってしまっている事で引っ掛かりを感じるようになります。整骨院では超音波治療や電気療法、マッサージを行って腱鞘に引っ掛かっている腱の動きを良くする施術を行っていますが、病院では痛みが強かったり腱が硬くなってしまう拘縮が起きている場合は外科的に手術をすることがあるようです。
まとめ
腱鞘炎はどのような世代、性別にも起こりえますが、特に産後のママさんが多いです。それだけでなく、ホルモンの関係で男性よりも女性に起こりやすく、年齢と共にバネ指になってしまう人もいます。日常的に指先を使う作業が多い現在ですが、手首や指は生きていく中でとても重要ですので、痛みや動かしづらさを感じるようであれば、すぐにお近くの医療機関で検査を受けてみて下さい。