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膝の痛み
変形性膝関節症
膝の痛みが内側に現れる原因を3つほどご紹介します【葛飾区亀有整骨院】
「膝の痛みが強くて歩くのがつらい。」
「膝の内側に痛みがある」
このような症状を抱えている人に向けてブログを書きました。膝の痛みというのは女性に多く、その中にも様々な要因が重なって症状が引き起こされている場合があります。このブログでは、膝の内側の痛みがどのような原因で起きてしまうのかを3つほどご紹介していきます。
膝関節の構造について
膝の関節は大腿骨と脛骨を繋ぐ関節です。体重の約7割ほどの負荷が掛かっており、しゃがむ、歩く、走るといった動作で更に負担が強くなっていきます。脛骨の関節面には半月板という軟部組織があり、これが膝に掛かる負担を和らげるクッションの役割を果たしています。関節の中には半月板の他に前十字靭帯、後十字靭帯と呼ばれる靭帯が付着し、側面には側副靭帯もあって膝の関節を強固に守っています。他の関節と比べて組織が多い部分ではありますが、元々負担の掛かる部分なため加齢と共に多くの問題が出てきてしまいます。
膝の痛みが内側に現れる原因を3つほどご紹介します
膝の痛みにはいくつか種類があり、どの部分に問題があるかで変わってきます。筋肉や関節、骨のいずれかに原因があるのか、それとも軟骨や靭帯などの軟部組織にあるのかを判断することが大事です。これから特に膝の内側に痛みが現れるという方に向けて3つの原因をご紹介していきます。
変形性膝関節症
膝の関節の軟骨の質が低下し、少しずつすり減ってしまうことで歩行時に膝の痛みが出現する病気です。特に女性に多く年齢と共に膝の骨が変形してしまう事で引き起こされます。歩いている時や階段の昇り降りで痛みを感じやすく、動くことに不便を感じてしまう場合が多いです。骨の変形は刺激が加わりやすい部分に起こりますので、それだけ普段から膝に刺激を与えているという事です。膝自体の痛みに意識が行きがちですが、実際は膝では無く股関節や足の関節に問題がある可能性が高く、改善方法が見つからずに治療までに時間が掛かってしまうケースが多いようです。
半月板損傷
半月板は膝関節の中で大腿骨と脛骨の間にあるC型をした軟骨の板で、内側と外側にそれぞれ一つずつあります。半月板は、関節に加わる体重の負荷を分散させるクッションの役割と、関節の位置を安定させる働きをしています。しかし、テニスやサッカー、ラグビーなどスポーツでのケガによって半月板を損傷することがあり、階段の昇り降りや歩く時に支障が出てしまう事もあります。損傷時は基本的に安静保持が一番で、サポーターなどで膝の曲げ伸ばしを制限するような固定をすることで数週間から1か月ほどで症状が改善するはずです。
鵞足炎
鵞足炎とは、膝の内側にある鵞足部と呼ばれる部位に付着する腱や滑液包(筋肉や腱の擦れを防ぐ軟部組織)に炎症が起きることで痛みを生じる疾患です。特に膝に負担がかかる競技(長距離走やバスケットボールなど)や重い荷物を持ち運ぶ力仕事で起こりやすいと言われています。放置したり更に激しい運動をすることで痛みが悪化することがあるため、早期に治療をするようにしましょう。
まとめ
膝に痛みを覚える疾患は傾向として女性が特に多いです。特に変形性膝関節症は高齢になるにつれて発症率が高くなり、痛みのせいで日常生活に支障をきたす場合があります。半月板損傷や鵞足炎は運動をしている人に多く、ケガと直結して膝に痛みが続くようであれば疑いましょう。歩く時に痛みが続いていますと、普段の生活に不便さが目立ってしまうので、我慢せずに医療機関へ診察を受けるようにして下さいね。