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鍼治療は痛いのか?痛い場合の症状と目安の効果について解説
『鍼治療は痛いのか?もし痛いならどんな痛みなのかを調べている』
『鍼治療が痛かった場合は、施術者が下手なのか?または違う痛みがあるのかを知りたい』
このブログでは、このような悩みを抱えたあなたに向けて記事を書きました。
鍼治療は痛いのか?不安なあなたへ
『鍼(はり)治療』と聞くと、どんなイメージがありますか?多くの方が注射針のようなイメージや、ブロック注射を行う際の針を想像している方も少なくありません。
鍼灸院で扱っている鍼は、痛みはほとんどありません。
鍼治療を受けている最中は、リラックスしている人もいるので寝てしまうこともあるくらいです。
鍼灸の鍼と注射針は異なる
太さや先端部分は大きく異なります。
まず、太さについてですが、注射針はコロナワクチンを打つ予防接種などで約0.5㎜、採血用で0.7㎜の太さとされています。そして鍼治療で用いられる鍼は、だいたい0.10㎜~0.34㎜程度とされているので、注射針の約3分の1程度の太さとなります。また、髪の毛は0.10㎜とされているので、太いものでも髪の毛3本分程ですので、刺した時の皮膚に抵抗が少なく、痛みもほとんどありません。
次に、針の先端部分ですが、注射針の場合は皮膚や血管を切開して薬剤を注入する為、先端が鋭くとがった構造になっています。鍼灸用の鍼は、皮膚や皮下組織を潜り抜けて、組織の間をかき分けられるように先端が丸みを帯びています。
鍼治療独特のズーンと痛い場合
鍼灸治療は東洋医学的なアプローチを行う場合は『経穴:けいけつ』と呼ばれるツボを使用して鍼を刺すことが多く、西洋医学的なアプローチの場合は、筋肉を狙って鍼を刺すことが多いです。
鍼治療自体は、痛みを伴うことは少ないのですが、無痛でもありません。それは、組織に滑走性が出る時、違う言い方でお伝えするなら筋肉のコリに当たると、『ズーンと重くなる』『ジワーっと鈍く重い』と感じる鈍痛のようなものを感じる場合があります。これを『響き』とも言いますが、鍼治療を経験された方の中には、鍼を抜いた後もまだ刺さっているかのような感覚がある場合があります。
これらは、筋肉が固まっていて神経の流れを悪くしている場合に、鍼をすることで信号が正常化するタイミングで起こることがあります。その後、鈍い感覚が抜けてからは、筋肉のコリや鈍痛のようなものも消えていきます。
鍼治療の経験がない場合は、不安な点が多いと思うので、施術者と相談しながら出来るだけ身体に負担が少ない鍼治療を受けられるように、事前に相談しておきましょう。
鍼治療をすると痕が残る
鍼治療をすると、稀に内出血を引き起こすことがあります。その痕が数日から数週間残っていることがありますが、今後残るような痕ではありませんので、心配しなくても大丈夫です。
また、当院では行っていませんが美容鍼の場合も同様です。特に顔の部分は他の人から見えることが増えてきますので、出来るだけ細い鍼を使用してもらうようにしましょう。
もしも当院で肩や腰に内出血が起こってしまった場合は、その部分の血流を促進させるため、テーピングやスパイラルテープというものを用いて処置しています。
鍼治療を受けてから効果が出るまでの期間
鍼治療を受けてから、効果を実感するまでは人それぞれ異なります。理由は様々ですが、
- 症状の度合い
- 運動習慣の有無
- 睡眠時間
- 食生活
- セルフケア など
鍼治療はあくまで、一つの手段ですので誰にも万能な治療法ではありません。ですから、1回で症状が良くなる人もいれば、数回鍼治療が必要な方もいます。
坐骨神経痛や慢性的な腰痛を抱えている方の場合は、回復力が落ちている可能性もあるので、回数を重ねるごとに徐々に効果を実感される方は多いです。
鍼治療は1回あたりの治療時間
葛飾区亀有にあるけやきの森整骨院・鍼灸院では鍼治療の時間はトータル30~40分程度になります。
症状によっても変動してきますので、鍼治療の種類(置鍼やパルス鍼)で異なります。
また、整体やマッサージ、ストレッチの施術も合わせて行っていきますので、鍼治療自体の時間は15~20分程度となります。
鍼治療の時間が長ければ、効果が高くなるといったことはないですし、人それぞれ適した刺激量が存在しますので、施術者と症状や体調などを相談しながら決めていくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?鍼治療は痛いと思われているかもしれませんが、あなたが想像している痛みとは少し異なります。鍼特有の響きで現れる鈍痛は、体の回復過程に必要な場合もあります。また、苦手な人には鈍痛が出ないような低刺激の鍼治療も行えますので、「鍼治療は痛いんじゃないか?」と心配されている方は、近くの鍼灸治療が行える先生に相談してみることをオススメします。
葛飾区亀有にあるけやきの森整骨院・鍼灸院では坐骨神経痛や膝痛などの慢性的な症状には、鍼治療を行う場合があります。もしあなたが坐骨神経痛や変形性膝関節症による膝の痛みでお悩みの場合は、一度ご相談ください。