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膝の痛み
変形性膝関節症
変形性膝関節症にストレッチは効果的?注意点と方法について解説
「膝の痛みが強くて”ストレッチをした方がいい”と言われたけれど、どんなストレッチが良いのかを調べている」
「変形性膝関節症による膝の痛みをストレッチでどうにかなるのであれば、教えてほしい」
今回のブログはこのよぅな膝の痛みを抱えたあなたに向けて記事を書きました。
変形性膝関節症とは?
軟骨の老化や肥満によって起こるとされていて、膝の関節が変形してしまった状態の事を言います。男性よりも女性に起こりやすく高齢者になるにつれて患う可能性が高い症状です。
初期段階は動き出しに膝の痛みが出る事が多いですが、徐々に症状が進んでくると何もしていない状況でも膝の痛みを感じる事があります。
変形性膝関節症にストレッチは効果的なのか?
答えから言いますが、段階によります。変形性膝関節症で痛みを患っている人の多くが「体重をかけた時に膝が痛い」という方が多いです。病院の先生や整骨院の先生から、「ストレッチをしてください。」「膝を動かす運動をしましょう。」と言われても、「痛みがあるからストレッチは出来ない」という方も多いのではないでしょうか?
初期段階であれば、ストレッチをすることで膝の痛みが緩和することも考えられますが、膝の痛みが進行している場合はストレッチすることも困難なことが多いです。
ですから、
初期段階:ストレッチで緩和
症状進行時:痛みの緩和→ストレッチ
といった形で進めていくことが理想的かと思います。
膝の痛みが強い場合は、ストレッチする前にマッサージや運動法を
膝が痛くて仕方ない…このような方の場合、整形外科に行っていない人は少ないのではないでしょうか?もしも病院に行っていないのであれば、一度検査を受ける事をオススメしていますが、
- ・痛み止めを飲んでも良くならない
- ・ヒアルロン酸注射を打ったのに変わらない
というご意見を伺いますが、このような場合は原因部分の血流が改善していない可能性があります。
血流を改善するには、動かすことや筋肉を使ってあげる事が理想的ですが、動かすことで鋭い痛みが現れる場合は、まずはマッサージで対応して緩和してからストレッチを行うようにしていきましょう。
変形性膝関節症のストレッチ方法3選
膝の痛みが出ている場合の多くが、膝の周りにある股関節、特にお尻回りや太もも裏、ふくらはぎと言った部分のストレッチを行っていくようにしましょう。
◆大殿筋(お尻)のストレッチ
- 仰向けになって伸ばしたいお尻の足を反対の膝の裏に乗せる
- お腹の方向に足を持ち上げる
- 10秒~20秒伸ばして、3セット繰り返す
◆股関節(内もも)のストレッチ
- 座った状態で、足裏を合わせる
- 膝の内側に手を置いて、膝は上に、手は下に力を反発させるようにする
- 10~20回繰り返すようにしましょう。
。膝が床につかない倍は股関節が硬くなっている証拠です。
◆ハムストリングス(太もも裏)のストレッチ
- 立った状態で、椅子やベッドに足を乗せる
- 膝を曲げた状態でもいいので、上体を前に倒す
- その際に、つま先を正面・内側・外側に倒して伸ばす部分を変える
- 10回ずつ行っていく
立った状態はバランスを取ることも難しく、安定しない場合は座った状態で同じように、
- 膝を曲げて状態を前に倒す
- つま先の角度を変えて行っていく
ようにしましょう。
まとめ
変形性膝関節症にストレッチは有効的ですが、行う時期を間違えてはいけません。初期段階や膝の痛みが緩和してきたタイミングであればストレッチを行っても良いですが、痛みが強い場合はストレッチをすることで力みが入って、症状が悪化してしまうこともあります。
まずは痛みを取り除くための対策を取りましょう。
そのあとにストレッチを行って、股関節や足の柔軟性をUPさせて膝の痛みを解消してきましょう。
ストレッチをしても、膝の痛みがなかなか良くならない…という方は、一度ご相談ください。