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膝の痛み
変形性膝関節症
変形性膝関節症に効果的な3つのマッサージについて解説
「変形性膝関節症と診断されて、マッサージでも膝の痛みは良くなるのかを知りたい」
「マッサージに通うことも検討しているが、自分で出来るマッサージ方法があったら教えてほしい」
このブログはこのようなお悩みを抱えたあなたに向けて記事を書きました。
変形性膝関節症とは?
整形外科などの病院でレントゲンやMRI撮影を行って診断される症状名の1つです。変形性膝関節症と言われても、必ずしも膝の痛みが出るとは限りませんし構造的な問題が原因で症状を抱えているのであれば、手術を検討しておく必要がありますが、そのようなケースは稀です。
症状に関しては膝の曲げ伸ばし時に痛みが現れる事が多く、男性よりも女性に起こりやすいとされています。
変形性膝関節症にマッサージは効果的?
答えから言いますが、皮膚や筋肉が硬くなることで神経の促通がうまく行っていない時には効果的です。
もしもあなたが、「軟骨がすり減って膝の痛みが出ている」「変形が原因で膝の痛みが出ている」と言われた場合はマッサージで対応する事よりも「関節を動かす」ということが必要となりますので、ストレッチや体操などで動かすことをオススメします。
では、具体的に皮膚や筋肉がどのように関係してくるのかを部位別にお伝えしていきます。
膝の内側
膝の内側が痛い場合は、ハンター管と呼ばれる動脈と神経が通るトンネルのような部分がありますが、その部分の筋肉や皮膚が硬くなることによって血管を圧迫してしまい、膝の内側に痛みを引き起こすことがあります。
膝の外側
膝の外側が痛い場合は、坐骨神経痛と呼ばれる足の症状の可能性があります。具体的には膝裏辺りで「すねの前と外」と「ふくらはぎ」の3方向に分離していきますが、そのうちの外側を通っている部分が圧迫されていることで膝の外側に痛みを引き起こすことがあります。場合によってはお尻の部分が関係している事もあります。
膝の裏側
膝の裏側が痛い場合は、坐骨神経痛と呼ばれる足の症状の可能性があり、ふくらはぎに関係している神経が関与している可能性があります。
膝の前側
膝の前側が痛い場合は、膝のお皿の動きが悪い場合や膝のお皿と太ももの骨とすねの骨の間にある組織(脂肪組織)が硬くなって、痛みが起きている可能性があります。
変形性膝関節症のマッサージ方法3選
ここからはマッサージ方法を3つご紹介して行きますが、マッサージは痛すぎてもダメですし、自分自身が力が入るような状態にならないような環境づくりを行っていきましょう。
オイルローションやベビーパウダーなど、直接皮膚を刺激していくマッサージなので、滑りやすくなるようにして力を入れずに効率的にマッサージが出来る、そんな状況を作っていきましょう。
①膝の内側のマッサージ
- 片足だけでもいいので、マッサージをする側の足をあぐら姿勢に
- 内ももにオイルなどを塗って、親指の腹を使って膝の内側に向かって擦る
- 10回ほど繰り返す
②膝の外側のマッサージ
- 椅子に座った状態で膝を90度に曲げる
- 膝の外側からすねに向かうと出っ張った骨があるので見つける
- その部分から外くるぶしまでの部分を擦る
- 10回程繰り返す
③膝の前後のマッサージ
- 膝を軽く曲げる
- 親指や四指を使って膝裏を押しながら踵に向かって擦る
- 膝のお皿の下から、お皿の周りの内側・外側へ擦る
- 10回程度繰り返す
これらのマッサージは部位別にお伝えしましたが、膝が痛くて余裕がある方は3つ全て行うようにしていただくと、膝周りの血流も良くなり下肢全体の血流改善にも繋がりますので、時間がある方は是非行ってみましょう。
まとめ
変形性膝関節症のマッサージは、関節が原因では無く筋肉や皮膚の固さによって血流が悪くなっている状況であれば効果的です。膝の内側・外側、膝の前後と満遍なくマッサージを行っていきましょう。
マッサージする場合は、指で力を入れると指を痛めてしまったり、腕が疲れてしまう可能性もあるので、滑剤を使って行ってみて下さい。
もし、マッサージを自分自身で行っても、膝の痛みが変わらないという場合は一度ご相談ください。